モノづくりの仕事
こんにちは、松井被服です。
今日は縫製業を営む弊社のモノづくりについて、少しだけ紹介させてください。
ある日、パソコン作業が得意な自分に、専務が声をかけてくれました。
「○○さんは得意なことがあっていいわね!」と。自分は「専務こそじゃないですか?」と思ったわけです。というのも弊社の専務は専務という役職でありながら、今でも毎日現場に立ち、毎日ミシンを踏んでいるからです。
すると専務は言いました。「私にはこれしかないから」と。
毎日選ぶその服も、毎日歩くその道も誰かのモノづくりのうえに成り立っているものです。モノづくりを仕事としている人がいるおかげで、当たり前の日常を過ごせているんだと思うようになると、少しずつ見ている景色が変わってきます。自分自身、松井被服で日々そんなことを学んでいます。
”石の上にも三年”
ということわざがあります。どんなに辛くても辛抱していれば、やがて、何らかの変化があって、好転の芽が出てくることを指します。では職人と呼ばれる人たちはどうでしょうか?3年でなれるものなのでしょうか?もしかしたら時間で図るものではないのかもしれません。「一つのことを貫ける人」こそが「職人」と呼ばれるのにふさわしいと思っています。
松井被服は創業から45年。石の上にも45年、です。
専務の言った「私にはこれしかないから」は決してマイナスの意味ではありません。「これしかない」と思えることが人生に一つでもある。これこそが何よりも素晴らしいことだと思っています。
弊社のモノづくりの様子はYouTubeにもアップされていますので興味のある方はぜひご覧ください。