からっぽでした

低刺激自然周期での体外受精。11日にようやく採卵できたのですが……空胞でした……。

卵胞の中に卵子が見当たらないとのこと。そんなことがあるのねー。

そこまで落ち込まなかったのは(まぁ落ち込んではいますが)、チョコレートのう胞がある右卵巣の卵胞だったから、なにかありそうだなと思っていたこと(手術をしたので卵巣機能は落ちると言われていた)。

それから、育った卵胞が一個だったので、確率的にそううまくはいかないだろうなと思っていたから。

あとはまさしく現金ですが、採卵だけなので35000円で済んだので(このあたり金銭感覚麻痺しちゃってますね)、これから何十万と払う予定だった身としては、安く済んだなと思えました。人工授精感覚。

でも、先生いわく「チョコレートのう胞を避けてうまいこと採れたんだけどね」とのことだったので、なんかそれが申し訳なかった。時間外の夜20時にやってくれていたしね。

空胞かどうかは、採ってみないとわからないのだそう。なので、単純に確率を上げるため、刺激を強めたほうがいいかもね。ということになりました。

スプレータイプの麻酔ということでしたが、痛みは思ったよりなかったです。チクッとしたあとググッと針が入る感覚があるくらいで、排卵誘発剤の注射のがよっぽど痛い。そのあとも痛みはなかったです。違和感がときどきあるくらい。それはよかったかな。

しかし右卵巣は、ずっとからっぽだった可能性もあるんだろうなぁ。どうりで妊娠しないわけだよなと納得しました。それがわかったのはよかったと思います。来月は左から排卵するといいんだけどなぁ。

それにしてもどうして自分はいつもこうなのか。

昔から、みんなが普通にできることができないタイプでした。就職活動も失敗しているし(ずっとコンプレックス)。

だからなにが嫌って、からっぽの自分に対して「やっぱり」と思ってしまったこと。自分なんかが、そううまくいくはずがないのだと、昔からかけてしまう呪いです。最近は少しずつ前向きになっているのですけどね。

自己肯定力が欲しい。

でも強がりではなく、本当にそこまで落ち込まなかったんです。

理由はたぶんわかっていて、仕事が充実しているから。私は別名義で売れない作家とシナリオライターをしているのですが、11月くらいから急にいろんなお仕事をいただけるようになりました。

からっぽの採卵のあとも、すごくやりがいのあるお話をもらったり。

不妊治療がうまくいかないことに反比例するように、仕事がうまくいくなんて皮肉なものだなと思います。

ここでネガティブな私はこう思ってしまうんですよ。

仕事か子どもどちらかしか選べないってことなのかな? と__。

そんなわけないです。世の中には、どっちも手に入れている人、ごまんといる。実際、うちはステップファミリーなので、仕事をしながら夫の子どもたちを8年も育ててきたわけで。

それなのにどうしてこんなに自信がなくなってしまうのか。

どうしてありもしない神さまからのメッセージを受け取ってしまうのか。

がんばったら結果が出る仕事に比べて、不妊治療はがんばることにあまり意味はない。がんばっても報われるわけじゃない。

だから気楽にやろうと、そう思います。

あとはもうひとつ。私はとてもオタクなのですが、久しぶりにがっつり沼にはまったコンテンツがありまして、そのおかげでずいぶんと毎日が楽しくなりました笑。

これに関しては、神さまありがとうございます。できれば次回の採卵はうまくいきますように。



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