見出し画像

「経営改革」Ⅰ

私が掲げた大きな2つの課題は

1つ、業態・業種関係無しに負債算店舗の撤退
2つ、経営上の「内部改革」

この2つの大きな柱に
「芯を変えずとも、時代の変化に順応し、変化を恐れず、前へ前へ歩み続けていく」

これをモットーに淘汰されず、生き残り、変化しつつ歩み続けていく。

「勇気」と「覚悟」を胸に臨んだ。

改革を始めて間もない時だった。
私は1人の人物と出逢った。
後にこの人物が私に多大な影響を及ぼすことになった。


今までワンマンで突っ走って来た私にその方は容赦なく、忌憚のない意見をぶつけてくれた。

私にとっては全くといっていいほど、遠慮のない意見が心に突き刺さるように新鮮に感じた。

要するに、それが私自身を自らを見つめ直すきっかけとなった。
私は私自身の記憶のある限り、つまり、生い立ちから大人になる過程も含め、自分自身を見つめ直すことにした。

なぜ、このように考えたのだろうかというと経営改革を進めるなかで、「負」の連鎖を引き起こし始めている店舗には根本的な原因が明らかに存在していた。

1つは、リサーチ不足。つまり、リサーチの甘さである。
2つ目は、ロジックの設定の甘さであった。
そして3つ目に私自身のモラルの欠如と価値観のズレであった。

つまり、私自身の考え方、捉え方、物の見方、価値観など思考の出発点の過ちを含め、私自身の考え方、価値観などを変えていかなければ、「会社の体質」も変わらないということである。

事業を起こした原点は?
そしてその目的は?ともう一度立ち返り、立ち返り、繰り返した。

だんだんと見えてきたことがあった。
あやふやなラインではあるが、私は人生の岐路となったかもしれない、そして考え方もそこから大きくねじ曲がっていた部分があったと思われるラインだった。

いつしかそのあたりからか、物の見方、考え方、価値観自体までもがねじ曲がっていたのかもしれず、それを「信念」と思い込んでいたことが疑問さえ感じず...

私は背中がゾクっとする、そんな恐怖を感じた。
ズレを引き起こしてきた、私の根底に根付いていたことは、「妬み」「僻み」「憎しみ」という最低の感情だった。

表面的には分からなくとも、心の奥底にこれらを抱えていたのであった。

「心眠」が汚れていた。
この年齢に成るまで気付けなかった。
本当に恥ずかしいと思った。
悔やんだ。

「経営改革」の3つ目のテーマとして、私自身の変革が加わることとなった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?