松戸市議会総務財務常任委員会 令和3年度請願第5号概要 その1<請願者の趣旨説明、紹介議員の趣旨説明>

令和4年3月8日、松戸市議会では総務財務常任委員会が開かれ、私は傍聴してまいりました。委員会では9件の市長提出議案と1件の請願の審査が行われました。

このうちの請願1件は、県警の交通安全動画に登場した Vtuber が人権侵害を受けたとして、これに関する取り組みを松戸市に行うよう求めるものです。簡単な経緯は以下の記事にまとめております。

松戸市の委員会審議は、ネット公開されておらず、会議の内容を直接知るには、直接傍聴するか、数か月後に公開される会議録を読むしか方法はありません。また、録音や撮影、その他電子機器の使用も基本的には認められないので、直接傍聴した者が内容を記録するには、メモを取るするしかありません。

市内外に注目が高い請願となりましたので、大まかな内容をお伝えしたいと思います。あくまでも、私のメモと記憶を頼りに、「だいたいこういうやり取りだっただろう」というものを書いていきます。内容の誤りがあるかもしれませんが、何卒ご了承ください。

※参考資料
請願文はこの記事の中にあります。(請願文の部分はこちら。)

請願文にある「全国フェミニスト議員連盟による抗議ならびに公開質問状」はこちらです。

総務財務常任委員は11名

総務財務常任委員は次の11名です※敬称略()内は会派

委員長:飯箸公明(公明党) 副委員長:大橋博(まつど未来クラブ)
委員:DELI(政策実現フォーラム)/大塚健児(松政クラブ)/松尾尚(公明党)/岩堀研嗣(市民クラブ)/宇津野史行(日本共産党)/二階堂剛(立憲民主党)/諸角由美(公明党)/中川英孝(市民クラブ)/小沢暁民(松政クラブ)

今回の審議の大まかな流れ

今回の審議の流れは、次の通りです。
請願者の趣旨説明→紹介議員の趣旨説明→紹介議員への質疑→理事者への質疑→委員間の意見交換→継続審査の意向の確認→討論→採決

では順を追って、説明いたします。

請願者の主旨説明

まずは請願者には、3~4分ほど、請願の主旨を説明す時間を与えられることになっています。この部分は、「休憩」扱いになるため、会議録にも残りません。

今回の請願者は、事前に原稿をインターネット上に公開されていました。実際壇上で話されたことと、内容は変わらなかったと思いますので、そのままリンクを紹介いたします。

紹介議員の趣旨説明

続いて、紹介議員による趣旨説明です。今回は、岡本優子議員(市民力・立憲民主党※)が紹介議員となっております。※岡本議員の所属会派の「市民力・立憲民主党」と「立憲民主党」は別の会派です。

内容はおよそこのようなものでした。

<紹介議員:岡本優子議員(市民力・立憲民主党)>

請願権は苦しい立場の人間が意見を訴える場である。委員が自己の利益のために市民の請願権を冒涜することは許されない。

松戸市内でアバターを使って活動されている方が参加した交通安全キャンペーン動画が、アバターの衣装が元となって取り下げられてしまった。社会貢献活動をされている方がこのようなことになるのは問題だ。

この方は市外在住。市外からもこの件を問題視する声が上がっている。

私は令和元年12月議会で、インターネットパトロール事業について質問した。請願内容の1~4に通じるものがあると考え、紹介議員を引き受けることにした。

本件の記事はここまでとします。続きは次回の記事にて。


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