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屋外では、一年中、栽培できない、イチゴ

初夏が旬だったイチゴが、冬から春にかけての旬に変わった
40年ほど前、イチゴは初夏が旬でした。
その当時のイチゴは、酸っぱく、小さく、硬いものが中心で、練乳や潰して砂糖とミルクに混ぜて食べたことを記憶している方々もいるかと思います(このイチゴを分類上、四季成りイチゴと呼称します)。
イチゴの一番の商戦となるクリスマスシーズンに合わせるため、一季成りイチゴというものが世に出されました。
これが現在のイチゴの主流となっています。

一季成りイチゴの特徴
四季成りイチゴに比べ、甘く、大きく、美味しいのが特徴です。
ウィークポイントとしては、暑さに弱く、12月くらいから始まって、ゴールデンウィークぐらいまで収穫できるのが、一般的なシーズンとなります。
つまり、夏・秋は一季成りイチゴは栽培できません。

夏・秋のイチゴはどこから?
ショートケーキなどには、一年中、イチゴが乗っており、夏・秋のイチゴはどこから来るのか?ということになります。
概ね2つのルートで供給されています。
(1)北海道や長野の高地などで栽培された国内産
(2)海外からの輸入(空輸)
このシーズンの国内産、海外産、共に四季成りイチゴとなり、酸っぱく、小さく、硬いものとなります。
また気温の高い時期でもありますので、害虫の発生が多く、農薬等を使用しないと大きなダメージを負うことになります。
今年の夏の酷暑では、アザミウマという害虫が大量発生し、酷いところでは全滅、半分くらいまでダメージがあったところも多くみられました。

MD-Farmは、一季成りイチゴを一年中、完全無農薬で、連続的に収穫
MD-Farmは、一季成りイチゴを完全室内で、同じ苗のまま、3年以上、毎日、収穫し続けることが可能です。
3年以上、栽培し続けると、イチゴの茎の部分がワサビのようになります。

3年ほど栽培したイチゴの茎の部分

甘く、大きく、美味しい、そして完熟の香りの高い、新鮮なイチゴを届けることが、MD-Farmのミッションとなっています。

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