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なんで泣き顔の写真が多かったんだろう

わたしが2、3、4歳の頃の写真、泣いている表情のものが結構あって、見るたびに、なにか怒られたんだろうなあ、でもなんで親は自分が怒っておきながら、悠長に写真なんて取ってるんだろう、という違和感があった。

あったんだけど、最近、なんとなく、気づいたことがあって。

たしかに、父にはわりとたくさん怒られたという記憶はあるんだけど。いや、それにしても。息子を見ていると、今の今までご機嫌だったのに、なにかスイッチが入ると(眠いとか、何か気に食わないとか)突然機嫌を損ねてしまい、そのままヒートアップして泣く、ということがある。

まあ、わたしの関わり方にも、工夫できる余地はあるんだろうけども。

ああ、勝手に泣くんだな、と。

勝手にというと、見放しているようだけど、子どもにとって感情表現の「泣く」は、大人のわたしより、はるかに身近な手段だし、しゃべれるようになるまではずっと泣いてきたんだから、そりゃ泣くよな。

大きい声で感情をむき出しにされると、こちらもへとへとになってしまうけれど。大人のそれとは、違うもんな。

そして、ひとりでいるとわたしもイライラしてしまうけど、夫と対応しているときは、ちょっと心に余裕ができて、

泣いている顔も、かわいいなあ。

って思うのだ。そう、泣いている顔がいとしくて、きっと私の親もカメラのシャッターを切ったんだろう。今みたいにデジタルじゃない、アナログなカメラをわざわざ取り出してきて。

泣き顔が、かわいいから。そういえば、わたしのカメラロールにも、息子の泣いている姿、いっぱい入ってるじゃん。

意外とうまくカメラを構えている。
毎日note43日目。

目に触れられず流れていく宙ぶらりんなローカル情報を囃し立てて、自分の住む地域ってなんかいいな、誇らしいな、暮らしやすいな、と感じられる循環を作り出したいと思っています。(team OHAYASHI細川敦子)