『科学的な適職』のヒエラルキー分析で今後の身の振り方を考える
筆者は数ヶ月前までエンジニアとして働いていましたが、現在休職中です。
今後の働き方について不安が絶えないので、『科学的な適職』で紹介されている「ヒエラルキー分析」を使って、身の振り方について考えてみました。本記事ではヒエラルキー分析の手順と、僕が実際にやってみた結果をお見せします。
同じように働き方で悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。
『科学的な適職』はどんな本?
本記事で紹介するヒエラルキー分析は『科学的な適職』という本の中で紹介されている分析手法となります。
『科学的な適職』は、世界中の研究データをもとに”自分にぴったりの仕事”を探す方法に言及した本です。著者の鈴木祐さんは、科学論文に基づいて様々な情報を発信されている方で、あのメンタリストDaiGoさんと共に論文の調査をしている人でもあります。
鈴木祐さんのブログはこちら↓
この本の内容はざっくり以下のようになっています。すべて科学的な根拠に基づいていて相関係数なども記載してあるので、データで見るのが大好きな僕にはとてもありがたいです。
・職業選択でやりがちな7つの間違い
・仕事の幸福度を決める7つの項目
・不幸な職場に共通する8つの項目
・思考のバイアスを取り除くための4つの方法
・今の職場の幸福度を測る/再構築する方法
特に「職業選択でやりがちな7つの間違い」については目からウロコの内容で、僕も就活のときには間違った考え方をしていたことがわかりました…。
「自分の”適職”とはなんなのか、感情論ではなくデータで考えたい!」という人にはおすすめできる本ですので、仕事選びなどで悩んでいる方はぜひ一度読んでみてください。
「ヒエラルキー分析」とは?
「ヒエラルキー分析」は、物事を比較検討する際の手法のひとつです。
手順が少々複雑なのが難点ですが、主観的な好みと客観的なデータの両方を考慮した比較ができる点が優れています。
アメリカ政府や、世界的大企業の意思決定にも使われていて、世界中の大学に専門のコースがあるほどだそうです。
ヒエラルキー分析の手順は大まかに以下のようになっています。
① この分析の最終ゴールを設定する(例:転職先を決める)
② 分析に使う項目を設定する(例:通勤時間の長さ)
③ 意思決定の選択肢を決める(例:A社、B社、C社)
④ ②の項目に優先度を割り振り重要度を算出
⑤ ②の項目それぞれについて選択肢ごとの点数・重要度を算出
⑥ 選択肢ごとに重要度の総和を算出
詳しい手順が気になる方はぜひ本を読んでみてください。購入者特典として、分析がすぐにできるようになっているExcelファイルがダウンロードできるQRコードもあるのでとても優しいです。
ヒエラルキー分析をやってみた
それでは、僕が実際にヒエラルキー分析をやった結果をお見せします。
今回僕が据えたゴールは「今後の働き方を決める」です。選択肢は「今の会社」、「フリーランス」、「転職」の3つとしました。結果は以下です。
項目ごとに最も高い欄に赤、最も低い欄に青の色をつけています。
結果、「フリーランス」の総合評価が最も高くなっています。
つまり、現時点の僕の価値観と状況ではフリーランスとして働くのが最も適している(可能性が高い)ということになります。
感想とまとめ
分析の結果はわりと予想通りで、やっぱりフリーランスが自分には適しているのかもと、今後の参考にしていきたいです。
今は休職中ですが、まさかの「転職」が「今の会社」よりも上位にきたのでいずれにせよ今の会社はやめるかもしれませんね…。
自分の特性のこともあるため不安も大きいですが、「まだ20代半ばは若いぞ!」と自分に言い聞かせてチャレンジも恐れずにしていきたく思っています。
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