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暦擬人化-二十四節気07「立夏」くん

趣味で暦の上を擬人化しています。
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立夏くん


2022年は、5月5日〜5月20日までが立夏(りっか)。
トップ画像の英訳文は、毎度おなじみ国立天文台の英語版サイトからの引用です。二十四節気、相変わらず英訳の方がわかりやすい。夏が立つ、夏を立てる、で立夏ですね。

夏の始まりは、イコール春の極まりでもありますね。
アウトドアも楽しくなるし、生き物も生き生きしていきます。
立夏はやんちゃなイメージがあります。

デザインについて

二十四節気がそれぞれ持っている、七十二候の要素をふんわり入れています。
立夏に含まれる七十二候は

  1. 初候|蛙始鳴(かわずはじめてなく)

  2. 次候|蚯蚓出(みみずいづる)

  3. 末候|竹笋生(たけのこしょうず)

カエルやミミズは、立夏くんの遊び友達といったイメージです。今回はパペットとして取り入れました。子供がカエルやミミズをさわって遊んでいるようなかんじ!

タケノコは育つのが早いというのもあって、元気なイメージをそのままキャラにしました。上着にタケノコっぽいデザインを入れています。

この時期、杜若(かきつばた)が咲くので花の要素もそっと入れてみました。

特に「こういう行事」というメジャーなものはないのですが、この時期特有の、つい外にでて走り回りたくなるような感じにになっていたらいいな〜と思います!


英訳をみてみよう


さて、一個前の穀雨のときに英訳を比べて遊んでいたのですが、

これが楽しかったので、立夏も見ていこうと思います!

<立夏の英訳>

  • 日本・国立天文台 Beginning of Summer

  • 香港天文台 Summer Commences

  • 北京五輪開会式 Beginning of Summer

穀雨とおなじく、日本と北京五輪版は同じですね。夏の始まりです。

香港天文台のCommencesは開始や開始時期、みたいな意味のようで、こちらも意味合いとしては夏の始まりですね。

そうなると気になるのはBeginningとCommencesの違い。
調べてみるとBeginningには開始地点・初めの時点というような「点」の意味合いがありそうです。(ランダムハウス英和)
対するCommencesは格式ばった言葉に使われるとか。法律上の手続きや儀式などの開始に使われる、とこちらのサイトにはありました。
https://eitangotsukaiwake.suntomi.com/index.php?begin%2C%20start%2C%20commence%2C%20resume

暦はもともと天子が民に授けるもの。そう考えると、格式ばった語句を使用するのも頷ける気がします。
香港天文台が「Commences」を使用した理由、知りたいですね…!


前回の二十四節気は穀雨さんでした。



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