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病院業務通達34 『年次有給休暇取得 今年度決算収支見込み』

① 年次有給休暇の次年度繰り越しについて
就業規則第56条4項の規定通りとなっています。
例 平成9年4月1日より平成10年3月31日までの平成9年度に発生した年次有給休暇は、平成10年度内において最大20日が有効であり、それ以上の日数は切り捨てとなります。この日数は平成11年度においては無効となります。                             年次有給休暇は損得で取得するものではありません。
欠勤の必要に迫られたり、急病の時において生活の安定に寄与するために取得するのであって、勤務の都合を考えなかったり、自分が休むことによって生じる他の職員への負担を無視して利己主義的に取得して良いものではありません。他に負担をかけないでことなど有りえませんし、もし他に負担がないというのなら、その人は居てもいなくても良い余剰人員のひとりではありませんか。
権利を主張し行使する者は、義務と責任を果たすことが必要です。その意識をもって正々堂々と取得してください。

② 今年度における当院の収支概算予想について
外来患者数の低下と病床回転率の低下、点数改定による長期入院患者等の収入減によって概算において、前年度比較は1億円を超える減収となる予定です。
◎18000円(1日1床当りの平均売上げ)×14床(平均空床数)    ×365日=91,980,000円(入院売上げのみ減収分)
◎外来等減収分については約10,000,000円減収見込み       これらの厳しい中、以下実施予定としています。

■ 作業療法室の基準取得と長期療養型病棟への転換で出るだけ減収が防ぐ。
■ ありとあらゆる消耗物品の徹底した見直しをする。
紙オムツ、事務用品、医療材料、薬剤、医療機械等
■ 無駄と思われるものはすべて禁止する。
印刷物の整理、採算制にかなわぬ物、ペーパーレス化(掲示)
■ 安定的患者さんの来院を促すために環境のリニューアル実施。
病棟清掃の向上、看護師の統一新制服リース、カーテンのリース化、自動販売機の直営化、管理事務部の女性制服更新、
病院外壁工事、郵便ポスト設置、人間ドック・健診控室、玄関前待合いの新装工事、ディルームの改装、
■ 産業医契約の企業締結
 
以上の外に増収・減収防止について提案があれば、ぜひ事務部長までご連絡ください。

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