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これから不妊治療を始められる方、現在治療をされている方、迷っている方へ。

不妊治療を始められる方へ。

私もみなさんのように不妊治療を始めるということ、自分を不妊症と認めなければいけないこと、とても辛かったです。周りと同じように、自分もいつか普通に妊娠できると思っていたからです。
不妊治療をはじめるスタートラインに立ったことが、まずは大きな前進、大きな勇気、決断をしたと、自分を褒めてあげてください。はじめたら良いことばかりではなく辛いこともあります。むしろ辛いことの方が多いかもしれません。けれど、どんな時でも自分は頑張っていると褒めてあげてください。そして、不妊治療を支えている先生はじめ不妊治療のプロフェッショナルの方々を信じてください。


現在不妊治療をされている方へ。

辛いことがたくさんたくさんあると思います。願っても願っても精神論だけでは上手くいかないことばかりだと思います。無理に前を向かなくても、たまに後ろを振り返りつつ、少しずつ進めればいいと私は思います。その過程で、医療や先生方を信じて、自信を持って不妊治療に向き合っていければいいと私は思います。最先端の医療はもちろん、様々な形で不妊治療の皆さんを支える環境が不妊治療専門の病院には整っていると私は思っています。自分を信じて、赤ちゃんを信じて、医療の力を信じて、いい方向に進んでいけれるよう祈っています。


不妊治療をはじめるか迷っている方へ。

私も初めは迷いました。まさか自分が、と思っていました。けれど、初めて良かったと今は思っています。もっと早く、と思うこともありましたが、不妊治療をやってみようと思った時にこの子に出会える運命が決まっていたんだろうな。と思うこともあります。
実際不妊治療をするにあたり年齢は大きいと思います。不妊治療の病院の説明会でがらりと不妊治療への考え方が変わりました。
また不妊治療に限らず、これからの自分のライフプランを考えていく中で、必ず衰えを感じて断念しなければいけないことも出てくると思います。その一つが妊娠、出産だと思います。
不妊治療は分からないことだらけだと思います。私もそうでした。手探りでした。不妊治療について考えるよりも、どうして自分が、というそちらを考えること、人と比べることの方に思考が偏っていたからです。
ネットや口コミ、様々な情報が溢れています。本当に正しい情報なのか?自分にあうのか?
手探りで分からない分野だからこそ、プロフェッショナルな分野の方々を信じて治療に取り組むことが大事だと思います。


みなさんが赤ちゃんに出会える日を心から祈っています。



先日、不妊治療をしていた病院からハガキが届きました。ピリピリとめくるタイプのハガキ。

正確には、病院名は書いておらず、住所と院長の名前のみ。
見慣れた住所、すぐに卒業後の経過についてのアンケートだと分かりました。

専用サイトから入力。
今後定期的にアンケートに答えることに承諾。

生存、流産、早産、死産。

という項目。

時には残酷な申告をしなければいけないのか。

しなくてもいいと思う。
けれど、データとして、不妊治療のこれからのために、必要な申告なのだとも思ったりして、なかなか難しいなと思いました。



我が子は5ヶ月を迎えました。
お陰様ですくすくと成長しています。

自分がいわゆる試験管ベイビーとか、そんなこと知る由もせず。(この言い方、好きではないです。)
体外受精、顕微授精で生まれた我が子ですが、周りの子と何も変わらず、成長しています。


いつか話したい。

通常の妊娠、出産の人よりも、
あなたは多くの人の力をかりて、生まれてきたと言うことを、話すべきだと思っています。
ちょっと大袈裟ですが、生まれてきたことに感謝できる人に育ってほしいです。

不妊治療で生まれたことを話す日は、あっという間にやってくるんだろうな。
目まぐるしく慌ただしい一日一日を、大切に、一瞬も成長を見逃せない、と噛み締める毎日です。



話は戻りますが、病院からのアンケートの最後に、これから不妊治療を始められる方、現在治療中の方、迷っている方へのメッセージを記入する欄がありました。

私はその方々に対して、ひとまとめにメッセージを送ることはできず、それぞれの状況に対して殴り書きに近い直感で書いたメッセージを書きました。
それが、冒頭のメッセージです。

このnoteという場所にも、このメッセージを残しておきます。


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応援していた方がnoteを離れた。
仕方ない、気持ちも痛いほど分かる、本人にしか分からないこともある、けれど、心配、今どうしているんだろう、そんなことをnoteを見返すとぐるぐる考えてしまうこともある。
その方にたくさんたくさん励ましてもらったから、私もその方が元気な我が子を抱くまでここで応援したかった。けれど、仕方ない。
心の中でずっとずっと、どんな形であれ、その方の人生を、生き方を、応援しています。元気でいてくれるといい、そう願っています。

*****

noteで励ましあった方と、8月ごろに直接お会いしました。事前情報で住んでいる地域が近いと察して。(直接連絡を取る方法はGoogle先生に聞きました。)
会えて本当に嬉しかったです。ここで繋がっていたから、初めて会った感じではなく、自然体でお話しすることができました。そしてその後、無事に出産されたと聞いて、本当に本当に嬉しかったです。今は育児に追われている毎日だと思いますが、無理せず体調には気をつけて過ごしてほしいなと思っています。

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みなさんはいかがお過ごしですか?
どんな形であれ、笑って穏やかに暮らしてくれていたら、いいな、と思っています。

私もがんばります。
またそのうちふらっと、note書きます。


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