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チビ。1000とじゅっぴゃっこ

チビをお風呂に入れるのが私の役割。
ここしばらくチビの中ではスーパーボール遊びが流行ってます。


うちのお風呂は2畳くらいの大きさで、スーパーボールが良い感じに何度も跳ね返りまくります。これにハマったみたいです。


せっかく遊ぶのであればゲーム性を取り入れた方がより楽しめると

跳ね返りゲーム

というゲームを考えました。


ルールは以下4つ。

・1個ずつ持って二人同時に投げる。
・湯船に遅く戻ってきた方が勝ち。
・戻ってこなければ負け。
・お互い戻ってこなければドロー。


本当はもう少しルールを考えて、よりゲーム性をアップさせたいのですが、
今のところはこのルールだけでも充分楽しめる内容です。


毎回はしゃぐチビ。

楽しいことならいつまでも続けたくなるのが子供心。

毎日、毎日、毎日…

ひたすら、毎日、跳ね返りまくるスーパーボール。


…。



さすがに、飽きたわ!!



飽きたぞ、これはいったい何の修行だ!?

そろそろ上がろうかと言っても
「まだ遊ぶ!!」
と楽しいことはずっとやっていたい想いが爆発するチビ。


子ども心おそるべし。


と言うことで、たまには違う遊びもしてみようと
別の遊びを考えました。


その名も「どっちに入っているかゲーム」です。
このおかげで遊びにメリハリができました。

このゲーム、ルールが少し変わってます。

ルールを読んでもパッと理解しにくいと思うので
一例も添えます。

・私が問いかけ、チビが答える。
・スーパーボールは10個くらい使う。
・スーパーボールが見えないように両手に適当に分けて持つ。
・左右どちらかの手に入っている個数を伝えて、それがどっちの手なのか当ててもらう。
・間違ったらもう一度やり直し。
・正解したら反対の手に持っている個数を当ててもらう。

お風呂の中では9個のスーパーボールで遊んでいるので、一例もその数に合わせます。

左手に3個、右手に6個。
●●● | ●●●●●●

チビに質問。
「3個あるのはどっちの手?」

「うーん、右手!」

「残念、右手は6個でした!」

間違った場合はやり直しです。


今度は左手に2個、右手に7個
●● | ●●●●●●●

チビに質問。
「2個はどっち?」

「左手!」

「正解!」

正解したら左手の2個を見せます。

その後すかさず

「じゃぁ、右手は何個?」

と質問。

チビに右手のスーパーボールの数を当ててもらいます。


と、こんなゲームですね。

この「どっちに入っているかゲーム」の真の狙いは遊びの中に足し算、引き算をさせたれ!ってこと。

遊びの中に学びも取り入れてしまおうって魂胆です。

フフフ。


これも毎日のようにやっていたら、チビも見事に計算が出来るようになってきました。


狙い通り!


しかし、大人の思惑などそう思い通りに行くものでもなく、さらに応用へと進もうとしたら、チビは調子こいてふざけだすではありませんか。


「正解!そう右手には7個!」
と言いたいのに


「右手に700個!!」
なんて言ってくるチビ。


そんな持てんわ!


スーパーボール1個を100個とな…。笑。


悪ふざけはどんどんエスカレートし
ありもしない数字まで出てきました。


「じゅっぴゃっこ!!」


なんだよ「じゅっぴゃっこ」って!


…。


じゅっぴゃっこ…?


も、もしかして1000ってことか…?

1が100なら
9は900だよね…。

じゃぁ10は…
10は1000ってこと…?
(10と100で、じゅっぴゃっこ)


「それ『じゅっぴゃっこ』じゃなく『せん』って言うんだよ。」

て、教えたら

「なんで『じゅっぴゃっこ』って言わないの?」

と…。



え!?何その質問!!?
難しすぎるだろ…



足し算なんかより難題!!

チビには桁の概念なんてまだありません。

これは桁の概念を教えるってこと…。
桁を教えるのではなく、その概念を…。

チビにはレベル高すぎる…。
どうしよう…。


「10が100こ集まって『じゅっぴゃっこ』って言ったら10が100個集まったものがさらに100こ集まったらどうなっ…」

何て言い始めたら

「上がる~!!」

って逃げてっちゃいました。


単純に
「『じゅっぴゃっこ』より『せん』の方が短くて言いやすくない?」
で良かった気がする…。


いつも問題ばかり出しやがって!
とチビからの仕返しひねり問題が出されたような気がした風呂上り。

なんだよ…、見事に跳ね返ってきたじゃないか…。
スーパーボールだけに…。


***
Top画像:ストックフォト


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