娘を叱る時に私が注意している2つのこと
イヤイヤ期に突入し娘がぐずることも増えてきた実感があるのだが、私は親から叱られた記憶を辿ると、感情的に怒られている時と叱られている時、境目があまりなかったという思いから自分は叱る前に冷静にならなければと思うようになった。
わざとなのか不注意なのか事故なのか
私は幼稚園ぐらいの頃ビールの瓶を片手で父に運んでいてうっかり手が滑り落としてしまったことがある。
その時ものすごく怒られたのだが、これはわざとなのか事故なのかでいうとわざとではない。しかし、両手でもてば防げたことなので、私の不注意である。
今の私が同じことを娘に叱るなら「ビールは冷えてるから露がついて滑りやすいの。両手で持てば落ちないよ。足に落ちると怪我もするし気をつけなさい」という旨を伝えるだろう。
父は舌打ちをして機嫌が悪くなった後両手で持ちなさいと言ったが、私の中に残ったのは父の機嫌を損ねたという恐怖心だった。
叱り方にバリエーションをもたせる
娘が飲んでいた牛乳をこぼした時、それがわざとなのか事故だったのかを探り、叱り方を変える。
わざとやったのなら、なぜやったのか。例えば自分の飲みたかったものと違うからこぼしたというなら叱る。我が家の方針では、食べたくないものがあったとしても食べ物は粗末にしないことと決めていて、食べたくないなら横に置いておくことにしている。
これは前提として好き嫌いがあって食べないわけでなく、娘が食べない理由が大抵歯の生えかけ具合だとかそういう理由があるからであって、好き嫌いをしていると思った時は対策を考えるつもりだ。
そして偶然手が当たったのなら、ここに置いとくと危ないからね、手が当たるとこぼれるよ、というように説明し、こぼしたこと自体は咎めないことにしている。
私だって偶然手が当たってこぼすことぐらいあるので、娘を叱る理由にはならない。
ダメなことをしたら、どうしたらいいかを伝える
例えば店の中を走り回郎としている娘に「走っちゃダメ!」だけでなく、なぜなのか、そしてどうしたらよかったのかを伝える。
例えば「料理を運んでいるお店の人や、他のお客さんにぶつかると危ないからダメ」「食べ物のあるところで走り回ると埃が舞うからダメ」など具体的な理由を話す。
そして次にどうすればいいかを伝える。
もしキッズスペースがあるなら「ここの中でなら走ってもいいよ」とか「今は走れないからお外出てから走ろうね」とか「ここでは走れないからお絵描きする?」とか、今やってることの否定だけでなくどうする選択肢があるのかを伝えるのは私にとって重要だと思っている。
挽回の余地というか、怒られっぱなしでなく、こういう方法があるというのは子供にとっても悪いことではない。
私自身が躾けられたとき、父にフキハラの傾向があり、叱ると怒るが一緒でとても嫌だった。
だから、娘にはきちんと私の感情を抜いて叱りたいし、間違ったことをしても挽回の余地があることをきちんと伝えたいと思う。
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