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「怒られるからやめなさい」を使わない理由

スーパーなどに買い物に行っていて「お店の人に怒られるからやめなさい!」とか、外食中も「他のお客さんに怒られるからやめなさい」とか、案外よく聞く言葉なのだが、私はこれを使わないように心がけている。

今日も娘と伯父が遊んでいて、娘がふざけて頭をペチペチと叩いていた時、伯父が「お母さんが怒るからやめなさい」と言った。

そこで私は止めに入った。

私が怒るからやってはいけないことなのか?

そうではない。人の頭を叩くことはよくないことだから、やってはいけないのだ。叩かれた人は痛い思いをするから、叩いてはいけないのだ。

「お母さんが怒るから」は、「私は(伯父自身)別にいいけど」という変な優しさと、私がみてなければやってもいいという間違えた認識を与えることになる。これでは困るのだ。

誰かが見ているからやってはいけない、見ていないならやってもいいというなら、大袈裟に言えば万引きだって肯定してしまうではないか。

今はまだ幼いから私の目の届く範囲にいることが多い娘だが、これからどんどん離れていった時、私がいないところでも善悪の判断は自分でしてほしいと願っている。

そのためにも「怒られるからやらない」のではなく、いいことか悪いことか判断する力を身につけて育ってほしい。

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