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作家デビュー2周年を迎えました

あっという間の二年間。楽しかった二年間。(卒業式みたいだな)ここまでの戦歴(?)は紙書籍11冊、電子書籍8冊、単行本10冊、電子コミック4冊、コミックアンソロジー2冊参加です。現在までに短編含め10作品をコミカライズして頂きました。
私よりもハイペースで出版してらっしゃる方も沢山いらっしゃるので、そこまで多くはないでしょうというのが自己認知なんですが、どうなんでしょうね。特にコミカライズに関しては漫画家さんがとにかく素晴らしく頑張って下さっているので、自分の作品という気持ちはあまりなく。いつも読者として楽しませて頂いております。
作家としては3年生となる今年もありがたいことにいくつかお仕事の予定が入っております。読者のみなさんに楽しんで頂けるような作品作りをしてきたいなぁというのが目標です。

さて商業作家としてまるっと二年お仕事をさせていただいてみての個人的な実感というか感想なのですが、作家としてやっていくのに一番大事なのは「性癖」だって話ですよ。おっとエロい話じゃないですよ。要は「なにが好きでなにが書きたいか」という創作の根本部分ですね。自分が表現したいもの。創作をする理由。書きたくてたまらない何か。それが性癖。創作ってすごくセンシティブな要素がでっかくって、性癖より煩悩が勝っちゃうと駄目になってしまうケースがすごく多いと感じてます。もちろん欲望っていうのは生きる活力なので必要なんですが「煩悩」にまで昇華させちゃうと創作精度の足を引っ張るなって。滝行とかしたほうがいいかもしれないって最近思います。何言ってるんだコイツって思う方もいるかもしれませんが、創作って本来は自分の内臓をかっさばいて人様にお見せしてるような作業なんですよ。結構恥ずかしい。その恥ずかしい作業をやらずにいられないのが作家なんだろうなって。どうかしてるぜ。あとラノベってエンタメでエンタメってサービス業なんですよね。読者さんを楽しませるのが役目。自分だけが気持ちよくなっちゃうと独りよがりになってしまう。「へへっ、みんなこういうの好きだろ、私もだ」みたいなサービス精神を持つのって大事なんですよね。つまり作家は読者を喜ばせつつ、自分も喜ばせなければいけない。そのためには作品に性癖を練り込まないと楽しくない。だから性癖大事だなって。何言ってんだ私。

とにかく3年目も性癖に忠実に生きて生きたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

2周年を記念して同人誌を再版しました。BOOTHにて販売中です。


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