運動を楽しむ人が増えている
日本人の運動不足は他国と比較すると深刻です。習慣的な運動は心身を健康にするので、運動不足は多くの人に悪影響をもたらします。それを避けるために政府は「健康日本21」などの健康増進キャンペーンを行い、運動を習慣づけるための取り組みを続けてきました。
ここ数年で増えてきた
スポーツ庁が継続的に行っている大規模な調査によると、ここ数年で運動やスポーツを楽しむ人が増えています。これまで30年近くあまり変わらなかったのに大変興味深い。日本で週に1日は運動やスポーツをする人は2016年に4割でしたが、2020年には6割にまで増えました。
体感としても、この5年くらいでジョギングをするひとを街中で見かけることが多くなりました。24時間フィットネスジムなども増えている印象があります。オリンピックでスポーツへの意識が高まったのかもしれませんし、政府の地道な努力が身を結んだのかもしれません。ともあれ、運動やスポーツのポジティブな影響を考えると良いことなのは間違いありません。
で、内訳は?
ただし、どのような運動やスポーツを行なっているか内訳を見てみると、まだまだ変化する余地があります。例えば、どんな運動やスポーツをしたのか尋ねてみると、以下のようになりました(複数回答です)。
1位 ウォーキング(65.4%)
2位 トレーニング(16.9%)
2位 体操(16.9%)*ラジオ体操など
3位 ランニング(14.0%)
どれもスポーツというより運動です。取り組む理由としての上位に、健康のため(79.6%)、体力維持・増強のため(57.7%)が来ることからも、とにかく健康のために体を動かすことが大事だという姿勢がみてとれます(同じ複数回答)。
スポーツや運動をする場所も、道路(48.0%)や自宅(32.8%)、費用でも一番多いのは0円(57.4%)と、健康のための運動やスポーツにコストをかけていないことがわかります。
運動の爽快感以上のものも楽しめます
身体を動かすだけで健康になりますし、爽快感も得られます。ですから、運動を楽しむ人がここ数年で増えてきたのはとても良いことだと思います。ただし、単に身体を動かすだけでなく、競技としてのスポーツに取り組めば新しい知り合いや友人ができたり、成長する喜びを感じられたり、競技そのものを楽しむこともできたりと、良いことがますます増えます。体を動かす楽しさに、さらに楽しみを加えられるのならさらに素晴らしい。個人的には、老若男女が楽しめるブラジリアン柔術がおすすめです。
知り合いや友人ができるという話に関しては以下の記事で
その他もろもろの良いことにについては以下の記事で書きましたので、もしよろしければご覧ください。
引用文献
スポーツ庁 (2020). 令和2年度スポーツの実施状況等に関する世論調査.https://www.mext.go.jp/sports/content/20200507-spt_kensport01-0000070034_8.pdf
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