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道衣についたイヤな匂い対策

今年の梅雨は長いですね。この季節は道衣が乾きにくく、イヤな匂いを発しがちです。それを安価で解決する方法をご紹介します。タオルやTシャツなどの匂いでお困りの場合も同じ方法が使えます。

オスバンS

昨年くらいから話題になっているので知っている方も多いかもしれません。オスバンSを使い始めてから、洗濯物のイヤな匂いに我が家は悩まされなくなりました

オスバンSは、本来は手指や傷の殺菌消毒に使う医薬品です。ベンザルコニウム塩化物を使った強力な殺菌消臭効果で、イヤな匂いの元となる雑菌を除去します。なお、オスバンSは商品名ですのでベンザルコニウム塩化物液の他の商品でも基本的には同じ効果を発揮します。

オスバンSの価格は数百円。ドラッグストア、薬局、インターネットで購入できます。この手軽さと値段も魅力です。しかも1瓶で相当長持ちします。インターネット通販だと最近ちょっと高いですね。

気をつけること

洗剤と一緒に使わない オスバンSは逆性石鹸で、一般の洗剤とまったく異なる働きをします。また、一般の洗剤と混ぜて使うとお互いを打ち消しあう作用があります。洗剤と一緒に使うと、オスバンの効果が減って匂いが落ちませんし、洗剤の効果も減って汚れも落ちません。良いことはありません。

汚れはおちない オスバンSなどの逆性石鹸は一種の殺菌剤です。汚れを分解したり、取り除いたりする効果はありません。ですから、通常の洗濯をして、汚れを取ってから使うべきです(順番が逆でも匂いは消えます)。

使い方

つけおき 簡単なのはつけおきです。400倍から1000倍に薄めて使います。大きなバケツに水やお湯を張り、キャップに1−2杯を入れて2−3時間待つと十分に殺菌されます(几帳面な人はちゃんと測ってください)。なお、つけ込んだ後は、ていねいにすすいでください。

ただ、これだけだと汚れは落ちません。

洗濯機 私は洗濯機をつかっています。私の場合は、まず、普通に洗濯をします。そのあと、オスバンSを洗剤投入口から注ぎ、もう一度洗います。40度モードというやつを選んで、通常モードより少し長めの時間で洗います。洗濯機によりいろいろ違いがあると思いますが、つけ置きモードを選択しても良いかもしれません。これでラッシュガードや道衣からバッチリ匂いが取れます。洗濯槽の殺菌にもなります。やっぱり医薬品はすごいですね。

投入するオスバンSの量は、洗濯機によってどのくらいの水を使用するのかが違いますので機種やモードに合わせ、400-1000倍に薄めてお使いください。面倒なら少なめから試しても良いかもしれません

何回かやる 繊維に入り込んだ雑菌は、一回の除菌で十分に取り除けないこともあります。長く使っているものや、厚手のもの、雑菌を取り込みやすい化学繊維は、2、3回やると効果がはっきりと出てきます。

オスバンSはいろいろ使えます。

柔術道場では、オスバンSをマットの殺菌に用いているところも多いですね。カビ対策にもなります。病院で解剖を担当している人と話したら、「うちではご遺体に。。。」と言っていました。とにかく人体に関わるような雑菌には、医薬品だけに圧倒的な効果を発揮します。タオルやTシャツの匂いも消えます。洗濯物の匂いにお困りの方はぜひお試しください。

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