情シスお役立ち記事まとめ
corp-engr 情シスSlackアドベントカレンダー#1 最終日の記事です。下記リンクからアクセスすると他にも#2、#3のアドベントカレンダーあるので是非読んでください。
いきなり宣伝となり恐縮ですが、『情シスが評価を勝ち取る技術』という本を書きました。明日から開催の技術書典10という技術同人誌のオンラインマーケットで販売します。興味が湧きましたら是非下記のページから本を選択してご購入をお願いします。(12/26から購入可能な予定です)
本記事は、本の中で取り上げさせていただいた記事を紹介させて頂こうと考えています。『情シスが評価を勝ち取る技術』は多くの記事から成り立っており、感謝の気持ちから紹介をさせていただこうと考えました。
正直、「こんなに他の方の記事を取り上げまくる本許されるのかな。。。」と悩みもしたのですが評価というテーマで書く以上色々な意見を取り入れたいと考えて割り切ることにしました。
余談ですが本来下記の記事をアドベントカレンダーとして投稿しようとしていたのですが、情シス関係なく内容重すぎたので別記事として供養することにしました。もしよければこちらもご一読ください。
それでは以下でお役立ち記事を紹介していきます。紹介順は本の中で紹介している順となります。
業務ハックの威力を知る【業務ハックしてクビにならないために|ふらふら|note】
一つ目はふらふらさんの記事です。とても多くの方に読まれているため、今更紹介の必要はないかもしれないですが、広く色々な方に読んでほしいので紹介します。
内容としてはタイトルにもある通り、業務を改善したことで会社を辞めることを勧告されるという内容です。私がこの記事を読んで得られたのは、営利企業だからといって業務の改善が是となる企業ばかりではないのだという驚きでした。
記事の中では『経営者から見てみれば、私は「言われたことやってりゃ良い」という洗脳状態を破壊した人間』という記載があります。その会社にとって重要なのは従業員の生産性を向上することではなく、自分の思い通りに社員が動くということだったのでしょう。
そのような環境でも改善を行ったふらふらさんに賛辞を送ります。ふらふらさんの思いとしては業務ハックはこんなことも起こせるすごいことだということを伝えたかったとのことでした。是非皆さん読んでみてください。
各業種の状況をざっくり把握【CDO/CIO/CTOをざっくり語る|友岡賢二|note】
続いては武闘派CIOの友岡さんの記事です。
内容としては、各業種ごとの各業界におけるCDO(Chief Digital Officer) / CIO(Chief Information Officer) / CTO( Chief Technology Officer)の立ち位置について記載されている内容です。この記事の中で特に学んだことは、製造業のCIOは「大半のCIOはDXの抵抗勢力になっている」と記載されている通り特に難しい立場であることが分かりました。
またCDOやCIO、CTOの役割の違いについてよくわかっていなかったため、色々な業種のケースを見ることで具体的にイメージできたことも収穫でした。
会社のマインド・売上/利益ごとの行動を助言【とあるバルスの電撃漫談 corp-engrEvent_LT #2 On 10/25 - Speaker Deck】
アウトプットの鬼、バルスさんのライトニングトーク(LT)です。
内容としてはバルスさんが色々な会社を支援した経験を元に、各会社のマインド及び売上/利益によってどのような状況になることが多いか、情シスはどう動くべきかを示しています。
以前から、何らかの指標で各企業のITに対する姿勢を分類できるのではないかという漠然とした思いがありました。このLTにて正にその内容が整理されており、これだ!という思いでした。
皆様の会社もLTの中で記載されているいずれかの状況に置かれているはずなので、是非ご一読ください。
IT担当者スキルアップの流れを把握する【シェアード社員のスキル | ユナイトアンドグロウ株式会社】
記事ではないのですがとても有用な情報なので紹介します。
シェアード社員のサービスを展開するユナイトアンドグロウ社のスキル一覧のページです。ユナイトアンドグロウ社ではレベル制が導入されており、レベルの高い方ほどより経営層に近い業務が行えるようになります。
このスキル一覧は見方を変えれば、レベル別に業務が分類されているのでIT担当者がどのようなステップでスキルアップを図ればよいかという使い方ができます。
細かく業務が分類されておりどのような業務から手掛ければスキルアップできるかが分かるかと思います。是非ご覧ください。
情シスの業務改善はまずこれを買おう【ひとり情シスのネタ帳(2019年秋版) - ゆきさん - BOOTH】
記事ではなく本なのですが、とても有用な本なのでゆきさんの本を紹介します。
紹介ページにも記載している通り、ある日突然ひとり情シスになってしまった方のための本です。内容としては情シスとして対応しなければならないであろう業務内容及び心構えが網羅されています。
この本が特に有用なのはひとり情シスの方がどのように自分の業務を効率化するかがとても具体的に記載されていることです。例えば、日々の業務を自動化するためのPowerShellのコマンドが具体的に記載されていたりと、すぐに始められる内容になっています。
企画提案の考え方なども記載されており、色々な観点が学べますので上記のリンクから是非買ってみてください。
また本の中で紹介はしていないのですが、情シスの業務の基本的な知識を網羅する本としては下記も有用です。IT担当者に着任してすぐの方や、そういった方の指導にあたる方に必携の書ですので是非買ってみてください。
自己実現欲求到達へのきっかけ【危機感ドリブンによるキャリアアップ - Speaker Deck】
我らが世界の吉田さんによる発表資料です。
内容としては危機感をモチベーションの源泉としてスキルアップやキャリアアップを図ろうという内容で、その具体的な方法が示されています。一連の内容が危機感ドリブンという言葉でまとめられています。
特に学びになったのは一連のアクションの中で紹介されてる「危機感の解像度を上げる」という内容です。読んで思ったのは、危機感はただ漠然とした状態では自分を追い立てるマイナス要素でしかないですが、危機感をより細かく具体化していくことで次のアクションにつながるということです。
また、危機感ドリブンで進めることの注意点も記載されており公平性という観点でも素晴らしい内容となっています。
キャリアアップに悩む、情シス以外の方も含めた全ての方にお勧めです。
戦いの記録【社内で給与アップの交渉をしてみた話 | すくぶろ】
「管理人」さんによる現在進行形?の給与アップの交渉の記録です。
現在の年収が430万円で500万円を目指して交渉を行うという内容です。この記事を読んで得た学びは、当たり前のことですが給与を任意の昇給の交渉を行わない限り任意のタイミングで給料が上がることは無いということです。現状のスキルに給料が見合ってないな、と思う方はいかがでしょうか。
実際に上司の方から提示される条件が興味深いので、是非記事を読んでみてください。
みんな集まろう【情シスSlackで幸せになった話|yokoyama|note】
全国の情シス(もうすぐ3,000名!)が一同に集まるcorp-engr Slack(通称:情シスSlack)の立ち上げを行ったyokoyamaさんの記事です。
実際に情シスSlackに参加していても驚くのですが、活発さがすごいです。情シスの話はもちろんですが、それ以外でも特にラーメンの話題とお役立ちアイテム(例:すごく切れるダンボールカッター)の話題が盛り上がっている印象です。情シスの方、是非参加してみて下さい。
情シスSlackの立ち上げの経緯だけでなく、そういった盛り上がりの前提となっているであろう「コミュニティで大切にしていること」は、自身でコミュニティを運営している方にも必見です。
是非記事を読んで情シスSlackに参加してみてください!
アイデアというのは複数の問題を一気に解決するものである【HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN - 1101.com】
言わずと知れた任天堂の宮田茂さんの言葉です。
本の中で言葉を引用させていただいたので取り上げさせていただきました。どんな仕事にも当てはまる良い言葉だと思います。1つの問題に1つずつ対応していくのは難しくないですが、それだとそれぞれに共通している問題が解決しない場合もあります。
特に情シスの仕事を進める上でも示唆の多い言葉ですね。
記事を久々に読むと岩田さんが記事に登場されていて、嬉しくも寂しい気持ちになりました。岩田さんの言葉は下記の本にも載っているので、併せてご購入下さい。
社長の懐に飛び込もう【経営層の考えに寄り添う情シス|hikky|note】
hikkyさんが書かれた経営層の考えを把握するための記事です。
内容としては、会社が進もうとしているところを把握するために経営層の考えを把握し寄り添おうということです。
中々敷居が高いことだと思うかもしれないですが、手軽な方法として「ランチに一緒にいく」というような内容も紹介されております。
この記事からの学びとしては、どのようなステップで信頼を獲得していくかということです。書かれていることは当たり前のことかもしれないですが、まさに言うは易く行うは難しという内容ですので是非ご一読ください。Ofuseというサービスでお布施ができるので是非やってみて下さい。
業務、定量化してますか?【IT部門の価値を数値で考えてみよう!|12ban|note】
この記事の他にもたくさん役立つアウトプットをしてくださっている、12banさんの記事です。
内容としては、IT部門の価値を数値で表す方法を考えていこうという内容です。記事の内容が素晴らしいのは、1種類だけでなく状況に応じて3種類の定量化のパターンが示されていることです。このような観点での情報少なく、とても助かります。私が読んで思ったのは、まずは可視化するという姿勢の重要性です。
多少正確でなかったり定量化が難しい業務であったとしても、まず定量化してみるのは是非実践してみたいと思います。中々周りの方に成果が伝わりにくいと感じている方、是非ご一読ください。
攻めの情シスへの転身【社内SE・情シスの評価について考える|うさまる@普段は情シス|note】
うさまるさんが初めての評価面談を迎え、情シスの評価について考えたという記事です。
幅広く対応を行っており、それなりにイイ評価をしてくれるのではないかと思って評価面談に臨んだところ、上司から開口一番衝撃の一言を言われてしまいます。そこからどう評価されるべきかや、評価を上げるにはどうするべきかについて考えていくという内容になっています。
最終的には『攻めの情シス』というのが具体的にどのようなものを指すのかが語られており、現状の業務の延長でよいのかどうか悩んでいる情シスの方にお勧めの記事です。是非読んでみて下さい。
導入効果ってどうやって出せばいいの?【#スタートアップ・中小企業の情シスにお勧めのクラウドサービス使い倒してみた:InfosysAdviser】
宣伝その2となりすみません、自著です。前回の技術書典9で販売した書籍で、スタートアップや中小企業の情シスの方向けにお勧めのクラウドサービスを紹介しています。
ただ紹介するだけでなく、紹介しているサービスごとに導入効果(営業利益)を算出して紹介しているので、稟議を通りやすくする役に立てていただければと思います。
自分で紹介するよりも、下記の記事にて感想書いていただいているので、是非読んでみて下さい。もし気に入りましたら、上記リンクから是非ご購入下さい。
社内で一番感謝された情シス 【「サイボウズはなぜ在宅勤務用PCまで支給するんですか?」情シスに聞いたら、理念へのこだわりがすごかった | サイボウズ式】
こちらはサイボウズ社の記事になります。あおてつさんも出られてますね。
サイボウズ社の情シスがすごいというのはなんとなく皆さんも聞いたことがあるかもしれません。100人100通りの働き方を目指すサイボウズ社がそれを実現するための仕組みや風土に関してとてもよくまとまっている記事です。
私が特にすごいと思ったのはサイボウズ社には「質問責任」と「説明責任」という文化があり、それが制度の濫用を防いでいるという部分です。仕組みは本来意識付けや文化とセットで機能するものですが、なかなか文化は醸成することが難しい領域だと思います。
ここまで、地道な取り組みを続けて今の環境を作り上げたのだと思います。
皆さんにとって参考になる内容だと思いますので、是非ご一読ください。
信頼関係が損なわれる悪循環からの脱出【やらなきゃ死ぬ - Speaker Deck】
目を見て会話してますか?【愛され情シスになるための13 のハック|ふらふら|note】
2回目の登場のふらふらさんです。
内容としてはタイトルの通り愛され情シスになるための方法です。私もついつい話しかけられたときに画面を見たまま答えてしまったりします。そのような基本的なところから、相手に対して傾聴する方法まで色々な方法がまとまっています。
特に記事の中で私が重要だと思うのは次に繋げるということです。「次もまた何かあったら来てほしい」というのを言葉や態度で表すことで、従業員からしっかりと情報が集まるようにすることが目的です。
IT担当者に情報が集まっていないと色々なことが後手後手の対処に回ってしまうこともあるためですね。
忙しくなりがちな時に自身の行動振り返るために是非ご一読ください。
高めよう市場価値【情シスのキャリアについて考える|吉田航|note】
こちらも2回目の登場、世界の吉田さんです。
内容としては情シスのキャリアの方向性からキャリアアップのために市場価値を高める方法まで、網羅的に整理されているのが特徴です。
特に私が興味深かったのは市場価値を高める方向性の一つとして示された「希少性を高める(マルチスペシャリスト)」というやり方です。情シスの業務に精通するだけでなく、総務・経理・人事などの別の分野も習熟するという方向性です。
記事の中で書かれているような注意点もありますが、別の分野にも習熟することでより業務に深く入り込める情シスになれるのではないかと思いました。
特に自分の仕事に悩んでいるときに考えるのは「自分はどういう方向に進めばいいんだろう?」ということではないかと思います。
そのように考えている方に是非読んでいただきたいです。
収入、上げませんか?【副業情シスのすゝめ|ろと|rotomx|note】
Twitterもとても楽しい、ろとさんによる記事です。
副業のメリット・探し方・手続きについて記載されている、副業これ一本な記事です。本当によくまとめて頂いています。
特に副業のメリットとして良いなと思うのは、「ボードメンバー(創業者・経営者)の考えを学べる」という点です。情シスの仕事を進める上でボードメンバーの考えに寄り添うことはとても重要になってくるので、このメリットはとても大きいと思います。
また、地味に重要である個人事業主の開業手続きに関しても触れられており、「副業気になってるけど何したらいいかな」と考えている方の背中を押せる内容にもなっています。
副業に興味がある方も、今すぐやりたいとは思っていないけど気にはなるという方も是非ご一読ください。
市場価値知るためだけの登録もOK【転職ドラフトで転職しました|s u m i|note】
情シスのお姉さん、sumiさんの記事です。
市場価値を知るために登録した転職ドラフトで良縁があり、転職をされるという内容です。
実際に転職をされており、登録やレジュメ作成の流れが記載されているため想像がしやすいです。私は記事を読むまで、指名時に年収が提示されるということやレジュメのフィードバックを頂けることを知りませんでした。
転職ドラフトって何だろうという方や聞いたことあるけどよく知らないという方は是非ご一読ください。
また下記のツイートの通り、転職意志無くても登録OKらしいので是非登録してみて下さい。
転職ドラフトは下記からアクセスできます。転職ドラフトに希望職種として情シスが登録されたのは最近らしいので、是非皆さんで登録して盛り上げましょう。
最後に
以上がお勧め記事の紹介となります。是非気になった記事を読んでみて下さい。
最後にアドベントカレンダーに参加された皆様、お疲れさまでした!
また読んでいただいた皆様ありがとうございました!
私の記事をもって、「corp-engr 情シスSlack(コーポレートエンジニア x 情シス)#1 Advent Calendar 2020」は全日程完走となります。おめでとうございます!
来年も引き続き、皆でわいわいアウトプットできればと思います。
それでは、メリークリスマス&よいお年を!
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