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こころの状態がからだの動作に現れる!?

心理療法:臨床動作法って知ってます!?

臨床動作法は、日本で成瀬悟策氏により開発された、動作を通して心理的問題を改善する心理療法です。
ことばではなく動作を主に面接の媒体とすることで、比較的短期に主訴を改善する効果を上げています。

わたしたちがある気持ちを感じるとき、それはからだの感じを通して実感しています。また、そのひとの動作には、そのひとのこころのありようや、がんばりかたなどが表れます。

動作法では、たとえば肩を上げる/下げる、踏みしめて立つといった動作を行います。そのなかで、からだの感じを実感し、動作を変えていく工夫や試行錯誤をしながら、うまくいかなくなっている自分のありようを変えていきます。その過程を、セラピストが適切に援助します。

動作法を実施すると、自己存在感や肯定感、安定感や自信をもって取り組める感じなどがしばしば体験されます。
動作法は、ほどよい緊張感をもって日常生活に対応できるように援助する技法であり、幅広い主訴に対応して適用されています。

日本臨床心理学会

学生時代から学んでいて、大学卒業時には師匠が臨床動作法の理論や技法を用いたNPO法人を立ち上げるということで、そこの立ち上げメンバーとして参加させて頂いた私の専門分野の1つです。

臨床動作法のセッションはもちろんのこと、理論や技法を応用して行っていた保育園・幼稚園での幼児体操教室や、特別養護老人ホームで認知症のおじいちゃん・おばあちゃん達とからだを通してコミュニケーションをとると、想像できない変化の瞬間をたくさん共有することを20歳代前半で経験・体験できたのは、非常にありがたいことだと思います。

泣いてる子どもが「やる気スイッチを入れる瞬間」や、全く会話が成立しない認知症のおばあちゃんが立位姿勢になると明確に会話でのコミュニケーションが取れるようになったり!
今後また記事書いてみようと思います。

心身一如

こちらは、仏教の考えですが、
心理学という学問が発祥する2000年以上前から、このように説かれています。

仏教で、肉体と精神は一体のもので、分けることができず、一つのものの両面であるということ。▽「身心」はからだと心。「心身」とも書く。「一如」は真理はただ一つである意。「一」は不二、「如」は不異の意。異ならないこと。「心」は「しん」とも読む。
身心ともに充実していること。物事に一心に集中しているさま。また、身体と精神は一体であって、分けることはできず、一つのものの両面にすぎないという仏教の考え。

身心一如

全く知らない人を見かけた場合でも、俯いてトボトボと歩いている人を見かけて、「あの人、今日は幸せなことがいっぱいあったんだろうな?」なんて感じる人はまずいないですよね??
逆に、ぴょんぴょん飛び跳ねている子どもを見かけたら、「楽しそうだなぁ」と微笑ましく見てしまうこともあるのではないでしょうか?

こころ・からだ・環境の最適化オプティマイズ

これから、少しずつ記事を書き蓄えていきますが、オプティマイズの基本的な考え方である部分なのですが、
こころの状態はからだに現れる。そして、からだを通じて環境(周囲)と関わっているんだということを少しイメージを描いていただけるでしょうか?

こころとからだの調和を図れば、必然的に環境との関わり方が変わってくるっていうのを意識的に体感して頂けると、オプティマイザーの第一歩となるのではないかなと思うわけなのですが、致命的に文章力がなくて伝えたいことが伝えきれない…そんな感じがします。(;^_^A

これから日々精進していきますので、引き続きお相手頂けましたら幸いです。
誰か読んで下さる方がいらっしゃるんだ!というのは、継続していくモチベーションとなります!引き続き、宜しくお願い致します。

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