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【マンガ】頼むから今年のGWは『図書館の大魔術師』を読んでくれとただただ推すだけのnote

「私が推したいマンガランキング」第1位を長らく占拠している『図書館の大魔術師』

なんとGW期間中に安くなっていると聞いて、ちょっと調べてみた。


5月3日現在、『図書館の大魔術師』1巻のKindleが無料。

おそらくGWだけの特別セール…!

コミックシーモアでも無料…!

そしてLINEマンガでも無料…!?

そしてまんが王国でも無料…???


え? そんなことある???

投げ売りじゃねぇか!!!!!!!(歓喜)


神は言っている。このGWに『図書館の大魔術師』を読めと。

そして私も言う。このGWに『図書館の大魔術師』を読んでくれと!!


と言うのもこのマンガ、「1話だけ読んでみてください!」と薦めるのが非常に難しい。

なぜなら1巻がまるごと第1章になっているから

好きかどうかは1巻を読んでから決めてほしいから

でもだからって「1巻だけ読んでみてください!」なんて気軽には言えない。


だが、今なら、このGWなら言える!

『図書館の大魔術師』の1巻を読んでください!

え?電子書籍リーダーが無い?

え?マンガサイトに登録してない?

大丈夫!

コミックDAYSならブラウザだけで1~4話(1巻収録分)が読めますよ!!

最初から言え。


だから、もうこんな変人のnoteは読まなくても大丈夫です。

今すぐ『図書館の大魔術師』を読みに行ってください。

そして、広大な物語の世界へ!

一人でも多くの人へ、この物語が届きますように!!


”僕はあのとき 本の中に入っていた――――
新たな本は未知への扉
表紙(とびら)を開けると そこは広大な別世界
一度少し覗き込む
飛び込むのはちょっと躊躇する
だって 一度飛び込めば しばらくは帰ってこれない
そこには宿題もあるし
部屋の掃除だってやらなきゃいけないんだから
けれど
特別な物語は 読者の意思にかかわらず
大きな何かの力によって――――


突き落とされる”
ー『図書館の大魔術師』第二話「黒馬のしゅじんこう」より引用

図書館の大魔術師

画像は版元ドットコム(https://www.hanmoto.com/)より引用







ここから先は私が『図書館の大魔術師』を好きな理由を、ネタバレも気にせず淡々と書いていこうと思います。

私は半年前、本屋さんに並んでいるのを見て、この本を手に取りました。

タイトルに「図書館」と入っているし、ファンタジー系の図書館の話かな?最初はそう感じて購入しました。


主人公はシオ=フミスと言う、本が大好きで心優しい少年。

だけど、混血で、貧民街に住んでいるがゆえに、村の図書館には入れてもらえません。

冒険小説が大好きで、「いつか小説の主人公が自分を迎えに来てくれる」、「冒険に連れ出してくれる」、そう信じていました。

そんな少年が”主人公”になるまでの物語。それがこの1巻でした。


最初は「絵がとても綺麗だな」と言う印象でしたが、読み進めていくうちに言葉の強さの方が印象的になっていきました。

セリフだけでなく、地の文や語りまで、一つ一つの言葉がまるで詩のように私の心に響いてきて、じんわりと浸透していくのが分かりました。

「今僕はものすごい物語を読んでいる…!!」

そう感じました。

作中の言葉を借りれば、私はこのマンガに、物語に、”突き落とされてしまった”のです。


カフナ(司書)であるセドナに「図書館に入れない」ことを打ち明ける第3話。

シオはそんな扱いをする村人たちを恨むことも無く、

”「僕 貧乏だし 見た目も変なんだけど… アフツァックなら本を貸してもらえるかな…ッ!?」”
ー『図書館の大魔術師』第3話「本のおんがえし」より引用

とあくまでも前向きな考えを語ります。

何度読んでも胸を締め付けられるシーンなのですが、私が一番好きなシーンでもあります。

それはきっと、このときのセドナの表情が、読者の気持ちをきっちりと代弁してくれているからなのだと思います。

"本が読みたい その言葉が嬉しくて私の心は震えているんだ――――”
ー『図書館の大魔術師』第3話「本のおんがえし」より引用


私はこの物語を読んでから、「多くの人に読んでもらいたい…!」「薦めたい…!」と強く思いました。

この半年間、いろんな感想サイトや書評サイトを巡って、「どうしたら多くの人にオススメ出来るだろうか」「見てもらえるだろうか」と考えて、ブログを開設したり、noteを始めてネットの文章を練習しました。

そうして第4巻が6月に延期になったのを知り、「6月に書評を書こう」と思っていました。


しかし、今回GWのセールで1巻が無料になりました。

今書かないといけない

そう思ってこの文章を書くことを決めました。


結局文章はあまり上達しませんでしたが、一人でも多くの人がこの物語に出会ってくれればと思います。


いろんなサイトを巡る中で「なぜかオススメしなければいけない気がしました」と感想を残されている方を多く見ました。

私もまったく同じ気持ちでした。

そういう、人を動かす”不思議な力”が、この本にはあるのだと思います。


王道な物語なので子供向けのように見えますが、私はむしろ大人に読んでもらいたいと思っています。

なぜならこの物語には、本の話をしているはずなのに、まるで人生の話をしているかのような場面がいくつかあるからです。

第3話でセドナがシオへ本の話をする場面は特に印象的で、何度も声に出して読み返すほど好きです。

きっとこれからの人生で、何度も読み返すでしょう。

振る舞いとは思考から始まる
思考は次に言葉に変わり
言葉は行動に 行動は習慣に 習慣は性格に
性格はやがて運命に変わる
ー『図書館の大魔術師』第3話「本のおんがえし」より引用


長いお話になりましたが、本が好きな方、子供の頃冒険小説に心躍らせた方、そしてこの文章を最後まで読んでくださったあなたへ、

この物語をオススメいたします。

これからもあなたが良い物語と出会えますように。

最後までお読みいただきありがとうございました。



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