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matan eh
2020年6月24日 06:08
ここで、私が着目した箇所は、「にわかにぱっと明るくなり、日光の黄金は夢のように水の中に降ってきました。波からくる光の網が、底の白い岩の上で美しくゆらゆらのびたり縮んだりしました。泡や小さなごみからはまっすぐな影の棒が、斜めに水の中に並んで立ちました。」の部分です。初め、谷川は、「上の方や横の方は青く暗く鋼のように見えます。そのなめらかな天井を…」と描かれています。この描写を二つの描写を比較すると
2020年6月23日 07:06
4 「お魚」の謎 「五月」において、「クラムボン」「カワセミ」と同じくらいに存在感をもつ「お魚」。これについて宮沢賢治は一体何を表そうとしたのでしょうか。やまなしを読解する際に、比較的さらっと解釈されてしまいがちな「お魚」ですが、ただカワセミに食べられるためだけに登場させるのだとしたら、こんなに何度もその行動に言及することもないでしょう。そこにはきっと、「クラムボン」のような深い事情が隠されている