【美術展2024#22】パーフェクト・カモフラージュ展 私はアートになりたい@ワタリウム美術館
会期:2024年2月4日(日)〜5月6日(月・祝)
気が付けば学生時代以来二十数年ぶりに訪れたワタリウム美術館。
漂う90年代の空気感がたまらなく心地よい。
いろいろ思い出す。
学生時代当時からバブル期の雰囲気が残るトレンディーな建物だと思っていたが、久々に行ってみると一周回って逆にレトロフューチャーな感じでなんだかとてもカッコよく思えてしまった。
この感じ悪くない。
館内も美術館というよりちょっとしたギャラリーといった規模のスペースなのだがその狭さもよい。
ホワイトキューブとは真逆の展示スペースもここの特徴でこの狭さや謎のスペースを活かしたここでしかできない展示や表現もある。
出品されている作品群がこれまた90年代を彷彿とさせてくれるなんとも渋いチョイス(というかコレクション)。
90年代にがっつり青春時代を過ごした私としては涙が出そうなラインナップにシビれた。
いや、正確にはばりばり現代アートの人たちの作品も並んでいたのだが、完全に90年代にトリップしていた私はそれどころではなかった。申し訳ない。
建物、壁、床、照明、天井、トイレ、謎のスペース、どれもこれも絶妙に90年代の香りがしてタイムマシーンに乗りこんでしまったのかと思った。
地下のショップは充実していたが、奥のカフェとともにやはり90年代っぽい雰囲気が漂っていた。たまらん。
散々狭い、古い、高い、アクセス悪いとディスられまくっている上に都心一等地でこの規模を運営していくのはなかなか大変だと思うがぜひこれからも頑張っていただきたい。
私は大好きだ。
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