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就学時健康診断に行ってきた

周囲のママ友の間では、「就学時健診」との呼び名で通っている就学時健康診断。我が家のある自治体では、9月の終わりから順々に始まり、弟の通学区域の小学校の番が回ってきた。兄のときに経験済みだが、色々と忘れていたこともあったので、改めての経験を書き残しておこうかなと思う。

自治体によって異なると思うが、当日の流れは以下のような感じ。

1.受付

まず、受付に30分並んだ。並び時間は生徒数と比例すると思うが、我が家の通学区域は広範囲且つ、区域内に私立小学校も数校あるため、入学予定ではない子どもたちも多数健診に来る(就学時健康診断は、小学校に入学する全幼児が、住所地の通学区域の公立小学校で受診する。私立小学校は健診会場にはならない)。受付開始10分後の到着で、もう132番。その後、175番をつけている子を見かけたので、後ろから数えた方が早かった。ほとんどの人が、受付開始時間前から並んでいたようである。

2.控え室

受付を済ますと、控え室の体育館に通された。ここで待つことさらに30分。弟は折り紙を持ち込んでいたので、一緒に折って待っていた。4つ折れるくらいの待ち時間。

その間、この小学校に入学を予定しているか否かのアンケートに記入する。クラス決定の参考にするとのこと。事前にわかる引越し等は、健診までに決めておくと良い。我が家も兄のとき、12月に引越し日を設定していたので引越し予定に丸をした。ちなみに、引越し前の場所は同一町内だが、違う小学校の通学区域にあった。事前に小学校に連絡を入れ、現在通学している小学校に健診に行けるよう手配した。自分が通う小学校の方が、子どもも安心するだろうしね。

3.歯科

「歯磨きをしてから来てください」との記載があったので、幼稚園から帰宅後、磨いてから行く。健診自体は10秒くらい…。子どもは立った状態だし、かなり目立つ虫歯や病変がなければ問題ないのでは。

4.耳鼻科

歯科より丁寧に見てくれていた印象。やっぱり立ったままの健診。

5.眼科

またまた立ったまま。機械はなく、目の動きなどをチェック。

6.内科

全員、上半身裸になって受診。体を触ったりして、体つきを確認していた。虐待がないかのチェックも兼ねているのかもしれない。

7.視力

検査は小学校の先生方が担当していた。まず、子どもたちが数名集められ、目の隠し方と矢印の出し方を先生と一緒に練習する。弟のグループでは、「目隠しが怖い」と泣いてしまった女の子が、ひとり戻ってきてしまった。同行のパパさんも困り果て、フォローに入った先生方と一緒に励ましていた。暗いとか、初めてのことが苦手な子は、家で練習できると安心かも。

その後、隣接した検査の部屋へひとりで行き、担当の先生と会話をしながら検査を進める。ここが、この日最初の親との分離パートであった。親は子が見える範囲で待てるので、次の完全分離に向けての予行になって良い。

8.面談I (先生と子どもの1対1の面談)

面談のフロアに降り立つと、考える間もなく案内担当の先生に引き離される。「僕こっち、お母さんはそっちでお待ちください〜」と言いながら、弟は教室に吸い込まれて行った。ぐずる隙を与えない所作、さすが。

先生に聞かれたことは、名前、幼稚園の名前、お友だちの名前、好きな食べ物。将来の夢は?と問われた子もいた。弟は、最後にジャンケンをして勝ったことをうれしそうに話してくれた。他の子どもたちも、ほとんどがジャンケンの話題。みんなジャンケン好きだねぇ。そういえば、兄のときもジャンケンしたと言っていたので、通例なのだろう。発達の確認をしているのかもしれない。所要時間は5分もかからなかった。

9.面談Ⅱ (先生と親子面談)

ここで再び長蛇の列。何組ずつ行っているのかわからなかったが、一組終わると一組呼ばれてと、前から順番に進んでいくシステム。順々に前に移動するので、じっくり折り紙をする暇はなかった。校舎を見回して話をしたり、手遊びをしたりしながら20分くらい待つ。

弟が呼ばれて部屋に進むと、面談担当は主幹教諭の先生であった。兄のときは初めてで何もわからなかったが、このパートは上位の先生が担当するセクションのようである。

まずは子どもと先生が話す。名前、幼稚園の名前、幼稚園で何をするのが一番楽しいかを聞かれ、その後は先生の話に耳を傾け「うん」と応答するような雑談があった。それから「何かありますか?」と、親に水を向けられる。弟は軽度の食物アレルギーがあるので、その件を相談して終了。「お兄ちゃんがいるなら安心ですね」と言われて、問題なく終わる。ホッ。

◆◇◆

あとがき

全体で約2時間の行程は、なかなかに長い。早く受付を済ませた子は、1時間程度で終わったとのこと。やはりできるだけ早く行った方が良さそうだ。

帰り際、校舎に併設された学童施設の見学もできるようになっていた。おやつは出ないが、学童の会員でなくとも、放課後の居場所として施設を利用できる。1年生は下校時刻が早く、4月5月は幼稚園生よりも帰宅が早い。当時は弟の幼稚園の送迎があったので、1時間ほど学童施設で遊んでから帰ってくるとちょうど良く、大いにお世話になった。今はコロナで休止中だが、再開すれば弟も利用したいと思っている。健診時に見学ができるならば、覗いてみるのがオススメ。


兄とは4学年差で、おチビと思っていた弟も、いよいよ1年生の足音が聞こえてきた。子どもの成長は早い…。




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