見出し画像

M&Aの専門用語まとめました。LBOローンの話【M&AGAZINE】

LBOローンって聞いたことありますか?

今回も難しい用語を簡単に説明していきます!

画像1

1、LBOとは

LBOとは「Leveraged Buyout(レバレッジド・バイアウト)」の略称であり、企業買収、M&Aの手法の一つです。

一言でいうと、資本を借入して、企業買収をすることです。

通常は、自己資金でM&A、買収を行うことが多いです。しかし、LBOのスキームでは、借り入れをすることで、自己資金ではできないような買収で投資リターンを得られるのです。ハイリスク・ハイリターンのやり方ということですね。

ただ、レバレッジがかなり利くので、優秀な経営者で使っていた方もいました。


2、LBOを使った有名な事例 ライブドア

具体例を挙げていきます。

あなたはホリエモン、ライブドアのフジテレビの買収騒動を覚えていますか。

あれが、LBOスキームを使った買収騒動のひとつです。

ライブドアがフジテレビジョン買収に向けて、レバレッジド・バイアウト(LBO)と呼ばれる手法を使って、3千億円の資金調達を検討していることが17日分かった。LBOは80年代に米国で発達した手法で、3000億円にものぼる調達が実現すると日本では過去最大級。ライブドアはこの資金で、フジ株の過半数の取得をめざす見通しだ。(中略)

詳しくは。記事などを読んでほしいですが、LBOを使うことによって、ライブドアという新進気鋭のスタートアップが、老舗のフジテレビにオファーを出すことが出来るんですね。3,000億円ほど集めようとしたそうです。

これを考えると、実際は買収には至りませんでしたが、ホリエモンは当時からかなり優秀な方だったのを改めて感じます。尊敬しますね。

このように、レバレッジの聞いたやり方が出来るのがLBOスキームになります。


3、LBOを使った有名な事例 ソフトバンク

あと、有名なLBOの事例では、ソフトバンクのボーダフォン買収もあります。

ソフトバンクは、全額出資で設立する子会社を通じ、1~2カ月中をめどにボーダフォン発行済み株式の97.7%を取得し、2000億円以下のボーダフォンの有利子負債も引き継ぐ。
 これらを取得するために必要な資金のうち、1.1~1.2兆円はレバレッジド・バイ・アウト(LBO)でまかなう。アドバイザーはみずほ証券、ドイツ銀行、ゴールドマン・サックス証券など。
 LBOは買収先の資産やキャッシュフローを担保に資金を借り入れるファイナンス方式。買収の相手方を担保とし、手持ち資金より大きな資金を調達できる点を「てこの作用」(leverage)になぞらえてこう呼ぶが、国際的に見ても異例となる巨額のLBO例となる。

当時、ソフトバンクは、1兆7000億円という破格の金額でボーダフォン日本法人を買収しました。

ですが、そのうちの1兆円はなんとLBOで調達した資金でした!!みずほ証券やゴールドマンサックスなどからの資金調達でしたね。

また、これによってソフトバンクはモバイル市場に進出することが出来たので、かなりの成功事例と言って過言ではないと思います!

このような大きな戦いかたもあります。


まとめ

LBOは、資金余力の少ない企業が、借り入れを行って、レバレッジをかけたM&Aを行うことでした。

このように、ファイナンスの知識があれば、大きな近道をすることも出来るんです。

ぜひ、引き続き読んでください。気になったところは、自分で調べるか問い合わせいただければ、もっと詳しく書きます!よろしくお願いします!


【M&AGAZINEについて】

画像2

『M&AGAZINE』は、「ファイナンスやM&Aなどの知識に関してカジュアルに学びたい。知識がもっと欲しい。」という方の為の最初の一歩となるフィンテックメディアです。

・起業家、経営者
・スタートアップメンバー
・新規事業部、R&D事業部
・投資事業部
・ベンチャーキャピタリスト
・IBDや金融に努めたい若者
・M&A売却したい企業担当者
・M&A買収したい企業担当者
など

上記の方々を中心に、全ビジネスマンに見て頂きたい内容になっています!
最新の更新情報が気になる方は、マガジンへのご登録、noteやTwitterのフォローにご協力ください!

また、知りたい内容や質問、要望など、大歓迎ですので気軽にコメントやお問い合わせください!

★お問い合わせ先★
宛先:noteへのコメント又は、上記TwitterなどのSNSにて編集者宛のメッセージ
ペンネーム:(任意)※文章内で使う可能性があります。
質問・要望:○○の○○について知りたいです。など具体的だとより嬉しいです。





いつもありがとうございます。少しでも皆様の為になることを願っております