見出し画像

大好きな台湾を、思ふ

2013年3月から2016年8月まで、私たち家族4人は台北市で暮らした。夫の仕事による駐在帯同、ということだったが当時次女出産後の産休中であった私は、台湾に住むことを楽しみに飛んだ。

台湾は、日本の九州くらいの大きさで首都は台北。人口2357万人。(東京×2くらいの人口。)
フランス、日本、中国・・と様々な国に統治された歴史があり、とくに1895-1945の50年間は、日本の領土として忘れてはいけない重要な時期とされている。
下水道の整備、ダム建設、教育制度の整備。今でもあの時代が台湾の経済発展の基礎をつくった、と感謝する人がいることは現地に住んでわかったことだった。

画像1

台湾、と聞くとどんな印象だろうか?
ごはんがおいしい!人が優しい!マンゴーかき氷!!足裏マッサージ!・・

私は、もちろんおいしいものがたっくさん、変なものもたっくさんあるが、総括すると・・’ゆる~い「愛」の島’ だと思っている。とにかく、ゆるゆる人懐っこくおせっかいでいい人がたくさんいるのである。ごはんはちゃんと食べなさい!と他人から言われる、そういう場所である。
子供がいるとさらにその愛は四方八方から降り注がれる。何度泣きそうになったことか。

こんなことがあった。

5歳の長女の幼稚園探し。0歳の次女をつれてベビーカーを押しながらうろうろ歩いた。英語と中国語で教育をしている幼稚園がある、と聞いていたので正式な体験を申し込みたいと訪問した。(電話だと言葉が通じないから)

すると「歓迎!歓迎!」と先生たちが中に入れてくれた。そして日本語話せる先生が出てきて、「よかったらこのまま少し遊んで行ったら?」って。

「え!いいんですか?笑」

好奇心旺盛な娘は、遊んでくー!と台湾人だらけの輪の中に先生と入っていった・・

「すごー!」「いいんだー」「ゆるー!」

2時間後迎えに行くと、久々同世代の子たちと遊んだのが楽しかったのかニコニコの娘が出てきた。言葉通じなかっただろうに~度胸あるなぁ~と子供に勇気をもらう。そして帰り際・・

「これ食べていきなー!おなかすいたでしょ」

って、手渡しで鶏肉煮込んだやつ渡された。

「え!」「すごー」「いいんですか?(おいしそー( ´艸`))」

もうめちゃくちゃである。アポ取りに行っただけなのに、体験&食事付き。また来てね~と見送られた私たち。台湾に来て初めての’ゆるゆる台湾体験’だった。

画像2

あの温かい感じ。ぬるま湯のような居心地の良さ。懐かしいなぁ。
そこで3年半生活したものだから、東京に戻って冷や水浴びせられ何度背筋が伸びたことか・・。これが「リエントリーショック」ってやつか・・・

早く台湾に遊びに行ける日が来ますように。
私たち家族にとって、台湾は第二のふるさとなのである。そして私は、またそこで生活をし、仕事をし、生きていきたいと強く願っている。

さぁ、今日もがんばろう。5年後、8年後、10年後?子供が自立したら日本語教師として、台湾へ舞い戻る。必ず!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?