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心の病で公立教員5千人超休職

多忙にストレス…心の病で公立教員5千人超休職
https://news.biglobe.ne.jp/domestic/1225/ym_181225_4181940904.html

2017年度にうつ病などで休職した公立小中高校などの教員は前年度比186人増の5077人だったことが、文部科学省の調査でわかった。心の病気による休職は07年度以降、5000人前後で推移しており、多忙でストレスを抱えていることが要因の一つとみられている。

 発表によると、病気での休職者は同38人増の7796人。精神疾患による休職者はこのうち5077人で、全教員の0・55%に当たる。今年4月までに復職したのは1994人、引き続き休職したのは2060人で、1023人は退職していた。世代別では30代(0・63%)が最も割合が高く、40代(0・62%)、50代以上(0・57%)などと続いた。現場で経験を積み、責任が増す年代ほど、心の病にかかる傾向がみられた。

 精神疾患での休職者は急増しており、最近25年で4倍超になった。文科省の担当者は「休職者が高止まりしている背景には多忙化などによるストレスもあり、働き方改革で業務を見直すことが必要」としている。

このニュースを見て「高校の保健体育の教科書に精神疾患の記述が復活する」という新聞記事を思い出しました。

2018.11.14毎日新聞

2018.12.5毎日新聞

子供にも精神疾患について知ってもらう事はとても大切なのですが、学校の先生たちの事は誰が守ってくれるのだろうかと感じました。

いまだに精神疾患への偏見がある中、正しい知識や対応を早い段階で学ぶのはとても大切だと思います。若い世代で死因の第1位が自殺となっているの日本だから、早くそしてしっかりと精神疾患について知ってもらうべきなのですが、いくら学んでもその学校で精神疾患で休職している先生がいたならば何も説得力もないわけです。

学校で先生に求められる事も多くなっていますし、職場改善をしないとさらに休職する人も増えるでしょう。一度精神的に具合が悪くなると復職するのはとても大変です。大人がまず精神疾患について職場や社会を少しでも変え、そして教員の皆さんの待遇をすぐにでも直さないと、子供達に理屈としては精神疾患の事を授業として教えられますが全く伝わらないでしょう。

教育現場ではセクシュアルマイノリティについて理解のない所もまだたくさんあるので、そこに精神疾患も重なる人がいるという想像ができるのか、ダブルマイノリティになった人もいるという事がしっかりイメージできるようになってほしいと思っています。にじのこころはこの点も注目して2019年活動していくつもりです。

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