見出し画像

六義園の自然と「感じること」の大切さ、やりたかったことの記憶。

今日は、ホリスティックヘルス実践講座3回目。

・・・なのだが。

実はLIVE講座はこれで終了。

この講座は、全員で一斉スタートするのではなく、個々のタイミングでJoinが可能というもの。
同時スタートすると、他人と比べてしまい、落ち込む人がでるかもしれないからという配慮だそう。

確かに。
あの人はどんどん進んでるのに、私はまだまだ・・・
なんて思いそうだなとは思う。

しかし、個人的には講座の動画「第1講」を見終わった段階で、リアルタイムの講義が終了し、初回から参加してる方は「進んでるな〜・・・」と羨ましく思わざるを得ない。

が、これもホリスティックヘルスの考え方。

“バイオ個性”というやつ。

自分にとって最適解を見つければ良いのだ。
今後も、セミナーやグループコーチングは続くので、
自分のペースで、自分にとって必要なことを実践し、その時々で最適なウェルネスな生き方ができればいい。

と、いきなり書きたかったことから逸れてしまった。


この講座は、基本的に毎週土曜日の朝9時からある。
生徒という感じで学ぶのがとても楽しく、目標設定などのワークで多少「うっ・・・」と心が苦しくなっても、受講生の人たちの言葉にとても勇気づけられる。
講座がとても楽しく、自己肯定感が非常に低い私の心が軽くなるので、受講したあとは活動しておかなきゃ損な気がしてくるのだ。

なので、講座後は散歩しに出かけることにした。

先週はお昼を買いに出ようと思ったのだが、そのまま歩きたくなり、空腹そっちのけで2時間くらい歩き回った。
住宅街の中にぽつぽつと気になるお店が出てくるのが面白く、あてもなく歩き続けた。

結局ふる〜いお蕎麦屋さんに入って、鴨せいろを食べて帰ってきただけだったが、たくさん気になるお店を見つけることができた。
しかし、適当に歩いていたせいで、もはやどこにあるのかは一件も覚えていない。

それでも、何も考えず興味の赴くままに歩いたのは非常に楽しかった。


次はもっと自然を感じたいと思い、家の近くにある六義園に目をつけていた。

そして迎えた今日は・・・雨。
けれど、心が軽くなっていた私は、ちょっと迷いつつも外に飛び出た。

これまで「雨だし、今度にしよう。有料だし勿体ない」とか思って、外に出るという選択は絶対しなかったであろう私が、外に出た。

「晴れた日のための偵察でもいいや。300円だし」

と考えたのだ。
今日まさに学んだ「とりあえず気軽にやってみる」「やらない理由を考えない」を実践できたのだ。

それができただけで、嬉しくなった。

実際、雨の六義園はとてもよかった。
人が少なく、落ち着いて自然を満喫できた。

画像1

人がいないところで、少しマスクを下げて深呼吸したり、
滝の音を聞いて瞑想したり、
びっくりするぐらいの太い根っこを張り巡らせている木に手を当て感じてみたり、
出会ったこともないくらいでっかいクマバチに遭遇して声上げたり。

ひたすらに、むせ返るような圧倒されるほどの自然のエネルギーを浴びた。

なにより、匂いや音を久々に感じたように思えた。

雨と木々の匂い。
滝から水が流れる音。

きっと今までも、ずっとそばにあったはずなのに。

いつの間にか感じなくなっていた感覚。
マスクをして、イヤホンして、自分から遮断してきた感覚。

「特に必要ない」と、頭が勝手に感じなくなっていたような気がする。

それを久しぶりに取り戻せた気がした。

人生を楽しむには、
何が楽しいか、何が嬉しいのか、普段の感覚を大事にしなさい。


何度も聞いてきたはずなのに。
つい、「感じる」をしなくなっていた。
感情だけでなく、五感すらも閉じかかっていた。

感情を動かすための大事な材料まで感じなくなっていたら、そりゃ「楽しい」も「嬉しい」も何もないはずだわ。

「感じる」ことを億劫にすら感じていたかもしれない。

六義園にいた時間は、その恐ろしさを感じると同時に、ちゃんと戻ってこれたことに感謝した時間だった。


帰りに、昔からあるような珈琲屋さんへ立ち寄った。
なにせ、お昼食べないまま2時間うろついたしね。
散々蚊にも刺されたし。

頼んだのはグァテマラのホットと、バームクーヘン。

画像2

東京に引っ越してきてから、我慢・・・というか見ないフリしていた大好きなもの。

サイフォン式で淹れてもらったグァテマラは、少し薄かったけど香り高く、程よい柑橘系の酸味が口に広がり幸せなひと時を過ごせた。
バームクーヘンも素朴で間違いないお味。
お腹空いてたから、一瞬だった・・・。

マスターは寡黙で、店内は純喫茶っぽく雰囲気を醸し出しているのだが、なぜか店内BGMはアイドル系の曲なのが面白かった。

お会計の時に、スタッフの方が試飲していたコーヒーについて訊ねると、すごくはにかんで「ブラジルです」と教えてくれ、マスターも笑顔に。

こちらもすごく嬉しい気持ちになり、思い切って聞いてみてよかった。
今度、ブラジル頼んでみよう。

そう思い、珈琲屋を後にした。

最後に寄ったのは、個人経営の雑貨屋さん。

京都にいた頃は雑貨が大好きで、INOBUNを始め、いろんな雑貨屋をよく巡っていたものだ。
これまた、好きなはずなのに見ないフリしてきたもの。

スルーしかけたが、ちゃんと足を止めて入った。
店構え的には「入ったら買わずに出るのが失礼かも」と思う人は多いだろうなという感じ。
しかし、今日の私は「まあいいや!」くらいに思えて、構わず入店した。

久々に雑貨屋さんに入れたことが嬉しく、無駄に長居してしまった。
ムーミンのマグカップ、めちゃくちゃ悩んで、結局何も買わなかった笑


帰り道、突然思い出した。

そういえば、バリスタを夢見たことがあったなと。

京都のエレファントファクトリーコーヒーが大好きだった。
私も小さなお店の中に、面白い本や珍しい本をたくさん置いて、何時間でも読書できるようなコーヒー屋をやりたいと思ったことがあった。

そこでふと、お悩み相談的なことをするコーヒー屋のイメージがおりてきた。
個人経営の就活カフェやフリーランスのお仕事支援みたいなことをしたり。
何かのカウンセリングやコーチング的なことをしたり。

全然まだアイデアベースで、これを実現しようと思うといろんなことを学ぶ必要はあるけれど。

なんだ、自分にも考えられるんやん。

と、前向きに思えた。

自分にも楽しいアイデア降ってくるやん。

と、嬉しくなった。


今の職場のおかげで、いろんな感覚や好きなものから遠ざかってしまったけれど、
手を伸ばせば、ちゃんと一つずつ取り戻せると分かった。

充実した楽しい人生に、今日またすこしだけ近づけたような気がした一日になった。


また少し、自分のペースで自分にできることをしてみて、もっと自分の人生を生きられるようになっていこう。

次の土曜日が楽しみ。
今度はどこを散歩しようかな。


あと、だである調は書きやすいね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?