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芸術の秋。

台風シーズン到来。
どこか楽しげに聞こえるこの言い方に違和感を感じる今日この頃。
暑さもだいぶ和らいで過ごしやすくなる一方、
毎年この時期は台風が発生しやすくなるので注意が必要です。

非常に強い台風11号が過ぎ去ったと思いきや、
今度は強い台風12号が発生するとともに13号まで発生し、
さらに14号に発達しそうな熱帯低気圧が発生するなど、
違和感を感じつつも
台風シーズン到来と言わざるを得ない状況になってしまいました。
どのような進路になるかはまだわかりませんが、
気まぐれに近づいてくることが考えられますので、
今後の動きに十分気をつけましょう。

*と言いながら先日、
兼ねてより計画していた大塚国際美術館(徳島県)行きが
ちょうど台風11号と重なり、
ハラハラな1泊2日となったところです。

初日は香川県と徳島県を満喫し、
2日目は大塚国際美術館を。
幸い何事もなく充実はしましたが、
美術館へ行くための高速道路が
一部通行止めになるというハプニングもありました。
下道が通れたので何とか辿り着けたのですが、
波の荒い海岸線はちょっと不気味でした。

それでも館内に入ってしまえば、
台風が吹き飛んでしまうくらい圧巻の迫力。

システィーナ・ホール

何せこの美術館はすべての絵画が
原寸大で再現されていて、
また原画に忠実な色彩で陶器の板に転写されているため、
本物の名画を鑑賞しているかのような体験ができる美術館なのです。

地下3階の古代・中世フロア 〜 地上2階の現代フロアまで
約4キロのルートは1日でまわるのは結構しんどいと言われ、
2日かけて鑑賞する人もいるほど。
まあ、僕らは1日でまわると覚悟を決めてやってきましたが…

古代・中世 鳥占い師の墓
古代・中世 秘儀の間
エル・グレコの祭壇衝立
玉座の聖母子
レオナルド・ダ・ヴィンチ  最後の晩餐(修復前)

1000年以上も前の絵画からスタートし、
時代ごとに人物の描写が変化していったり、
風景画が描かれる時期に入ったり、
ピカソのような抽象画が描かれる時期に入ったり、
時代による描写の変化など、
深く入り込んで鑑賞すれば2日でも足りないと思います。

中でも個人的に1番見てみたかったのは、
ピカソの絵画、原寸大のゲルニカ。

パブロ・ピカソ  ゲルニカ

高さ約3m50cm×横の長さ約7m80cmは圧巻でした。
ミーハーなんて言ってられません。
これが見たくて今回の旅を計画したと言っても良いくらいですから。

他にも見たかった絵画がたくさん見れて…

ジャクソン・ポロック  秋のリズム:No.30
フィンセント・ファン・ゴッホ  ひまわり
レオナルド・ダ・ヴィンチ  モナ・リザ
オーギュスト・ルノワール  左からブージヴァルのダンス、都会のダンス、田舎のダンス
ベン・ニコルソン  静物
エドヴァルド・ムンク  マドンナ

興奮の冷めやらぬまま
あっと言う間に6時間が過ぎました。
駆け足での鑑賞でしたが 苦笑

このすべてが本物だったら…
などと途中、1番思ってはいけないことを思ったりもしましたが、
大塚国際美術館はウワサ以上にすごい美術館で、感動しました。
絵画が好きな方なら一度は訪れる価値があると思います。
大塚国際美術館|徳島県鳴門市にある陶板名画美術館 (o-museum.or.jp)

*徳島へ旅行で足を運んだのは大塚国際美術館がきっかけで初めてでしたが、探してみると点々と良いお店もたくさんあって、
なかなか良いところだと思いました。
中でもナガヤプロジェクトという場所にとても興味をそそられ、
今後地域おこしなどを考えている自分にとっては
非常に参考となる場所でした。
nagaya.project (nagayaproject.com)

馴染みの風景を残すことで、
その地域に住む人が違和感なく利用できる…
何となく大事なヒントを得たようです。

たまには美しいものを見て、
良い場所に足を運び、
感性を刺激しながら、
今後につながる蓄えを増やしていけたらと思います。

まだまだ残暑が続きそうですが、
食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋、芸術の秋など、
ちまたで言われる〇〇の秋。
まずは芸術の秋を堪能しましたが、
皆さまはどのような秋を過ごされますか?

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