Nagi

日々の臨床で出会った出来事の記録。 成長、発達、安心、幸福への気づき。 有料部分は心理…

Nagi

日々の臨床で出会った出来事の記録。 成長、発達、安心、幸福への気づき。 有料部分は心理的な側面と体の関係性に関する症例や治療の方法、関わり方と考え方となっています。 臨床部分は年齢、出来事など全て実際のものと異なりますがニュアンスが伝わるよう置き換えて説明しています。

最近の記事

心をごまかす時間が必要な時があるのかもしれない

中年女性 子宮頸がんOPE後に転移、その後の不調 転移後に抗がん剤による治療で癌は寛解したものの、体調不良が続いて1年ほど前に来院。

有料
300
    • 27日

      30代男性  主訴 ウェイトトレーニング中に右肩の痛み 検査 右肩外転時 100度から肩の詰まり感 皮膚の制限 C7から右肩甲骨にかけて 治療 右上腕内側筋間中隔尺骨貫通部    C7から右肩甲骨の皮膚の保湿と皮下組織のマニュピレーション 右上腕に引っ張られるように捻れた首から頭の緊張 治療ポイントは、尺骨神経が中隔を貫く位置。 二頭筋と三頭筋の間にある中隔は強靭な膜組織で、過去に外傷等があると神経血管を巻き込んで癒着する場合がある。 患者は原因はわからないが上腕内

      有料
      300
      • 心の側面から関わる心理療法家の人たちの話

        心理系のセミナーに出席していました。 様々なジャンルの専門家たちと関わるとその特徴を感じることができます。 心理の専門の方と対話する際には、一つ一つの言葉や身体の感覚を丁寧に注意深く選んでくださっているのが伝わってきて安心感があります。 治療業界の方や運動関係の方と対話する際にはそういった繊細さを感じることはなく、言葉よりも、指先や体の使い方や知識へのこだわりを感じることが多くあります。 日常見ているものの違いが言葉の選び方にも直結しており、大切に扱っている領域に現れ

        • 特殊な治療の方法

          皮下組織に対してのアプローチ 皮下組織に問題がある部分は、皮膚を摘むとざらざらと乾燥した触感がある。 ・手術 ・栄養失調下での過度の慢性ストレス ・外傷 ・日焼け痕 上記のような問題が過去にあった場合、皮下組織が問題を抱えていて皮膚の伸び縮みが制限されている。 その問題は、ぎっくり腰、鞭打ち、ありとあらゆる痛みとも関係している。 ケアの方法はシンプルで、

          有料
          300

        心をごまかす時間が必要な時があるのかもしれない

          5月24日

          ①中年女性 主訴 左膝の痛み 屈伸90度で疼痛 既往歴 左膝骨斬り術のオペ 右肋骨6本骨折 可動域と痛みは右肋骨の治療で回復、残っている問題は、屈曲時の可動域と痛み。 膝の状態の確認。 屈伸時脛骨が動きがない。 丁寧に触診していると、患者が手術した当時のことを思い出した。 執刀医のA先生が怖かった。 無理をして動いたらひどい炎症をしてしまってそれから全く話を聞いてくれなかった。 私は嫌われていたと思う。 知人がオペされた時は、そのA先生ととても仲が良くなって連絡先

          有料
          300

          「信じてる!」って叫びながら目を瞑って拳を握って彼の胸にダイブした

          すると、彼はそこにはいなくて、私という愛情の弾丸は公園の高密度ポリエチレンベンチにめり込んだ。 私は息も絶え絶えで、口からヒューヒュー息を漏らしながら、すがるような視線を彼にむけ一言。 「なんで・・・。」 彼 「・・・」

          「信じてる!」って叫びながら目を瞑って拳を握って彼の胸にダイブした

          楽しんでる?

          腰がちくちくする感じ。 何かにつつかれているみたい。 自営業で、仕事を開始したところの方から相談を受けた。 「やりたいことがたくさんありすぎて困っている。」 「やりたいことが見つからない。」という人からすると羨ましい悩み。 経営者、特に、女性起業家がこういった悩みに直面することが多いように思う。 合理的なタスク管理能力の欠如かな、と思い話を聞くと、優先順位もわかっているし、管理能力の欠如ではないようだ。 というわけで、 「最近アガんないんじゃないですか?」と聞いてみ

          楽しんでる?

          外から来る感情ー罪悪感

          罪悪感という言葉の意味と行動の矛盾を整理します。 ちなみにこの記事の内容は本とは無関係で、中身読んでません。 表紙には「罪悪感」を悪者にし、解決できれば問題がなくなるかのような錯覚を与える表現。 購買意欲を掻き立てるキャッチーな感じです。 「罪悪感」は、ここ10年くらいの流行ワードです。 あとは、劣等感、自尊心、など。 罪悪感とは、以下ウィキペディアより抜粋。 自身の行動・指向・在り様などに関して、罪がある、あるいは悪いことをした、している、と感じる嫌悪の感情のことで

          外から来る感情ー罪悪感