RPA(自動化)がはじめて業界地図に掲載された 【感想】
こんばんは。ますあかです。
RPA(自動化)が2019年版会社四季報_業界地図にはじめて掲載されたので、本を購入して感想を書きたいと思います。
このnoteを誰に読んでほしいか
・就活をはじめようとしている学生(業界研究)
・最近聞くRPAってなに?と思っている人
・RPAに関心がある人
もくじ
1.RPAってなに?
2.なぜRPAが注目されるようになったのか
3.RPAが業界地図に掲載された!
4.RPAの今後の流れ
5.今後RPAでどうしていきたいか
1.RPAってなに?
RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)は、パソコン上での定型作業を自動化するソフトウェアのこと。
RPAの事例としては、経理部門の転記や、交通費精算の入力効率化などがあります。
2.なぜRPAが注目されるようになったのか
2025年問題を知っていますか?
団塊の世代が2025年頃までに後期高齢者(75歳以上)に達する事により、介護・医療費などの社会保障費の急増が懸念されている問題です。また働き手が一気に抜けるという問題も発生します。
日本の生産労働人口が減少局面にあるなか、労働力を維持しつつ国際競争力を強化するためには労働力の有効活用や生産性を向上させるための方策が必要です。
そこで今注目されているのが、RPAです。
生産性向上につながると今期待されています。
RPA女子プロジェクトというNHKなどTV番組で紹介されたり、ほかにもRPAの事例がTVで紹介されています。
RPAのソフトウェアを使用し自動化のシナリオを作成する仕事やRPAツールの開発をする仕事も登場してきています。
3.RPAが業界地図に掲載された!
会社四季報2019年版業界地図にRPAがはじめて掲載されました。
注目業界の一つとして、1ページほど掲載されています。
RPAを開発しているソフトウェア企業、
RPAのサービスを提供しているサービス提供企業、
RPAを使用し業務改善のコンサルを実施するコンサルティング企業、
ITシステムに加えた新たな商材としてRPAを取り扱うシステム企業、
RPAを扱える人材を派遣する人材企業、
上記の分類でいくつかの会社が紹介されています。
他にも業界天気予報やRPAの市場構造などまとまっており、すぐに内容が把握できるようになっています。
またほかの業界の情報もまとめられているので、比較しながらみると最近の動向がわかってきます。
4.RPAの今後の流れ
クラス1 RPA(Robotic Process Automation)
*主な業務範囲
定型業務の自動化
*具体的な作業範囲や利用技術
情報取得や入力作業、検証作業などの定型的な作業
クラス2 EPA(Enhanced Process Automation)
*主な業務範囲
一部非定型業務の自動化
*具体的な作業範囲や利用技術
RPAとAIの技術を用いることにより非定型作業の自動化
自然言語解析、画像解析、音声解析、マシーンラーニングの技術の搭載
非構造化データの読み取りや、知識ベースの活用も可能
クラス3 CA(Cognitive Automation)
*主な業務範囲
高度な自律化
*具体的な作業範囲や利用技術
プロセスの分析や改善、意思決定までを自ら自動化するとともに、意思決定
ディープラーニングや自然言語処理
人間の補完として業務を遂行することから、仮想知的労働者(デジタルレイバー)として、2025年までに事務的業務の1/3の仕事がRPAに置き換わるともいわれています。
(総務省HP2018年参照)
現在のRPAはクラス分類でいくとクラス1、AIやOCRを組み合わせたRPAツールでやっとクラス2に引っかかるかくらいだと思われます。
今RPAツールを開発しているメーカーが先を見据え、クラス2のEPAを目指していると思います。
5.RPAで今後どうしていきたいか
*注意
ここからは私個人の意見です。ますあかが思っていることですので、世間一般とずれた部分もあるかもしれません。ご了承ください。
RPAは昔からありましたが、話題になり始めたのはつい最近です。これからRPAを実施しながら、たくさんの試行錯誤を繰り返し、失敗、成功事例から、これからの未来に備えなければいけないと感じています。
個人的な感想ですが、RPAの成功例は大企業に多いと思っています。RPA推進室を作り、RPAを成功させているイメージです。
ただ、中小企業だとそうはいかない、自分の持っている仕事をこなしながら、RPAも進めるというのはとても大変だと思います。
なので、現場で作業している人たちの負担を少しでも減らせるようなフォーマットがあればいいなと思っています。
具体的には、
お客様からどの部分をRPAで実施してほしいのかヒアリングをする際、ヒアリング項目を事前にまとめ、お客様に提示しておくことやお客様の許可が得られたら、動画でRPAを実施したい作業内容を撮影するといいと思います。
もしRPA業界で仕事をしていきたいと思う方がいるなら、こんなことができるといいんじゃないかなと思います。
1.Windowsの特徴を理解している人
Windowsのショートカットキーやバッチ、どういうときにエラーメッセージが表示されるかなどわかっていると強いと思います。これは、全部知っている必要があるというわけではなく、普段PCをさわっているときの何気ない操作を意識するくらいでいいと思います。
2.エクセルが扱える人
エクセルはRPAで非常によく利用されます。なので、エクセルの使い方を学ぶだけでもだいぶ役に立つと思われます。
3.お客様の悩みを理解でき、対策が考えられる人
RPAを実施してほしいと依頼されたとき、具体的にどうすればいいのか確認するために、お客様とヒアリングを実施します。その時、お客様自身でもどうしたいかわからないときがあります。なので、本当はどうしたいのかを理解し、そこから対策が提案ができる人は強いです。
4.できることとできないことを説明できる人
RPAを万能視する方がたびたび見かけられます。しかし、すべてRPAで解決できるものではありません。例外的な作業は人間が処理する必要があります。なので、できることとできないことをしっかり説明することを伝え、人間とデジタルレイバーがどのように作業するといいのか考えていく必要があります。
最後に
慣れていない感想で、読みづらい部分があったかもしれません。意見やご指摘があれば、ぜひコメントしてください。またこんなところも知りたいよと思う方がいれば、コメントいただけると嬉しいです。
サポートありがとうございます。