考える犬くん@音楽の話をしよう

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いろいろ考えます。 音楽分析を主なコンテンツとしてブログやってます。 軽い読み物としてどうぞ。 音楽の話をしよう ~深読み、分析、そして考察。~ https://masters-note.com/

最近の記事

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【はじめての方へ】僕の記事を紹介します。

こんにちは!考える犬です。 さて、今回は音楽分析ではありません。 ここでは僕の記事をジャンル別に紹介します。 いわゆるサイトマップ的なやつですね。 僕の記事は1つ1つ独立してるのでどこから読んでも問題ないのだが、Noteってその性質上どんどん埋もれてしまう。一定以上前の記事が浮上することは、ごく稀である。 でも本音を言うと、過去の記事もどんどん読んで欲しい。 だってせっかく書いたんだもの…! そんなわけでこのページを制作しました。 あなたの興味を惹く記事があれば嬉

    • 映画「ルックバック」のタイトルが「ルックバック」でなければならない理由

      ※超絶ネタばれあり!! 未視聴の方はブラウザバック推奨。ルックバックだけに。 …さて、では本編。 まず、「look back」 という熟語には2つの意味がある。 ①背中を見る ②後ろを見る(振り返る) この作品にはそれを示唆する描写・演出がたくさん盛り込まれているので、数えてみた。 ①観客が藤野の「背中を見る」 藤野が机に向かって漫画を描くとき、我々観客は藤野の背中を見る。 小学校時代、学級新聞の4コマを描くとき 京野と漫画を共作するとき 商業誌デビューし、机に向かう

      • イートインで逢いましょう(第6/6話)/小説  創作大賞2024

        第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 6.   タマキさんからのメッセージは、実に簡潔だった。  僕はその短い文章を何度も何度も読み返す。そして気持ちを落ち着かせてから、ゆっくりと返信をした。  そこから僕たちは幾度かやり取りを交わす。そうして日程は今週末金曜日の、夕方6時と決定した。「それで場所はどうしますか」と僕が聞くと、すぐに彼女からの返信はきた。  そこからの数日のは、正直よく覚えていない。日中の僕は頭に霞がかかったようで、授業の内容も何も一切入っ

        • イートインで逢いましょう(第5/6話)/小説  創作大賞2024

          第1話 第2話 第3話 第4話 5.  あの出来事以来、僕の生活は何かが変わってしまった。  学校の授業を受け、部活にも参加するけれど、ただそれだけ。延々同じことを惰性で繰り返す。そんな日々が続いた。  例のイートインスペースにはもはや行く意味がないので、行くのをやめてしまった。その代わり、僕は毎日自炊をした。そちらの方は日々上達し、今ではずいぶん様々な料理を一人で作れるようになった。人間というのは一つのことを続ければそれなりの成果があるものだと、僕は無感動に実感し

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        【はじめての方へ】僕の記事を紹介します。

        マガジン

        • 【小説】イートインで逢いましょう(全6話)
          6本
        • 考える犬の「藤井風」関連記事
          7本
        • 考える犬のゴスペラーズ関連記事
          8本

        記事

          イートインで逢いましょう(第4/6話)/小説  創作大賞2024

          第1話 第2話 第3話 4.  その女性は、どこか異質だった。  どこが異質かというと、まず第一に、スーパーマーケットにいながら彼女は買い物に一切関心が無いように見えた。入店して辺りの様子を伺うと、彼女は売り場に目もくれず、迷いのない足取りで僕のいるイートインスペースに直行した。  うすいブルーのシャツに、すらっとした細身のパンツ。肩まで伸びた長い髪は後頭部の高い位置で束ねられ、綺麗なラインを描き背中へと流れている。女性らしさと清潔さを感じさせる装いはいかにも仕事の

          イートインで逢いましょう(第4/6話)/小説  創作大賞2024

          イートインで逢いましょう(第3/6話)/小説  創作大賞2024

          第1話 第2話 3. 「おはようございます」 と、努めてはっきりと声に出して、私は扉を開ける。  オフィスにはすでに何人か社員がいたけれど、彼らから返ってくるのは挨拶というより、もはや呻き声だった。当然顔を上げる者などいない。  自分のデスクに向かい、鞄を置く。パソコンの電源を入れ、立ち上がるのを待つ間、先ほど購入したブラックのコーヒーを一口飲む。  また今日も、灰色の一日が始まる。 ◇  今の会社に入社してから2年が経った。仕事には幾分慣れたけれど、大変さは入社し

          イートインで逢いましょう(第3/6話)/小説  創作大賞2024

          イートインで逢いましょう(第2/6話)/小説  創作大賞2024

          第1話 2.  次の日は、学校にいる時から、なんだか落ち着かなかった。  僕は今日この後、タマキさんと待ち合わせている。夜7時に、あのスーパーマーケットで。でも、何のために?彼女はどういうつもりだろうか。  いくら考えても分からないので、やがて僕は考えるのを諦め、あとは約束の時間まで、その一日をただやり過ごすことに集中した。  いつも通りに授業を受け、放課後には部活動に参加する。ストレッチ、ウェーブ走、ダッシュといったルーティーンの後に、3000mのタイムを測定する。タイ

          イートインで逢いましょう(第2/6話)/小説  創作大賞2024

          イートインで逢いましょう(第1/6話)/小説  創作大賞2024

          1. 「ねぇ、そこのきみ!」  不意に声をかけられ、顔を上げる。テーブルの脇には女性が立っている。  金曜の夜7時、近所のスーパーマーケット。  この時間のイートインスペースは、いつも閑散としていた。 「…なんですか」  イヤホンをはずし、僕は答える。不意を突かれ、まぬけな顔になっていたかもしれない。 「急にごめん。ちょっとお願いがあるんだけど」  彼女はそう言って、何かをテーブルに置いた。 「これ、食べてくれない?多くて」  視線を落とすと、梅のおにぎりがぽ

          イートインで逢いましょう(第1/6話)/小説  創作大賞2024

          誰か早くスピッツを国の重要文化財に指定した方が良い

          どうも!考える犬です。 突然だけど、スピッツって最高ですよね。 ……(視聴中) あぁ、スピッツは良いなぁ。 スピッツは、良いよなぁ。 というわけで、今日はスピッツの話。 といっても、いつもほどガチ分析はしません。だってみんなもう知ってるから、スピッツの素晴らしさは。今日はそんな誰もに愛されるスピッツの良さを、思いつくままに語りたい。だらだらと。 そんな週末です。 お酒でも飲みながらお付き合いください。 1.スピッツのここが良い スピッツは、最高のバンドだ。

          誰か早くスピッツを国の重要文化財に指定した方が良い

          藤井風と中田裕二の色気を徹底分析して、今日も夜は更ける

          「色気」。 それはミュージシャンにとって超重要な素質。 なぜならミュージシャンとは、音楽で観客を魅了する人種だからである。それは大きな舞台に限らず、地下ライブハウス、ちょっとしたステージがあるライブバーでも同様。 大小に関係なく、観客がいればそこはステージ。演者は自らの音楽で観客を魅了する。観客の興味を惹くことができなければ、当然演奏は聞かれない。 どんなに素敵な音楽も、聞かれなければ意味がない。つまり客の意識をこちらに向けなければ、スタート地点にすら立てないのである

          藤井風と中田裕二の色気を徹底分析して、今日も夜は更ける

          中田裕二は確信犯だから気をつけろ!

          どうも、考える犬です。 突然だが、先日「宇多田ヒカルと藤井風ってなんか似てない??」という記事を書いた。その記事がこれ↓ で、その時ふと 「じゃあ椎名林檎と近い歌手って、誰だろう??」 と思ったんですよ。 (林檎姐さん。キマりすぎだろ。) 誰もが認める、日本を代表するトップアーティスト。彼女の活動はもはや広すぎて、傾向をまとめるのが難しいけれど… あえて挙げると、男女の情念を歌う妖艶な魅力に、ロックと歌謡曲を感じるサウンド。それに異次元の自己プロデュース力という

          中田裕二は確信犯だから気をつけろ!

          ゴスペラーズのアカペラは、他と次元が違う

          突然ですが、ちょっと聞いてください。 先日、今日も楽しくアカペラ動画を視聴しようと思い、Youtubeでゴスペラーズ界隈を探索してたら、こんなコメントが↓ ※意訳です 「一昔前のスタイルだなぁ」 「パーカスいないの?」 「ペンタトニックスの方が凄くない?」 おーん????そして、僕は筆をとった。 こんにちは!!考える犬です!(震える拳) 先に言っておくが、僕はゴスペラーズを愛している。 そして、僕のゴス愛は並大抵ではない。 その辺は、以下のようなマガジンをまとめて

          ゴスペラーズのアカペラは、他と次元が違う

          宇多田ヒカルと藤井風に共通する天才性について

          こんにちは考える犬です。 みなさん、音楽聞いてますか?? 僕はというと、最近のお気に入りは宇多田ヒカルのベスト盤。 「SCIENCE FICTION」である。 このアルバム、宇多田ヒカルの初ベストと言いながら単なる過去作の再録ではなく、Re-recordingもRemixも満載、更に初収録曲が3曲と、非常に愛を感じる一枚。その辺りの詳細は、以下の記事をどうぞ。 で、ふと思った。 宇多田ヒカルと藤井風って似てない??と もちろん両者ともにワールドワイドに活動する超一線

          宇多田ヒカルと藤井風に共通する天才性について

          ハムスターは小さな体に優しさをいっぱいつめて、僕らのもとに来る

          こんにちは。考える犬です。 今日は僕の一番の推しの話です。 え、藤井風?山崎まさよし? ゴスペラーズの村上リーダー?? そう、たしかに僕にはたくさんの推しがいる。 でも実は、不動の一位というのが存在する。 申し訳ない。でも、こればかりはしょうがない。 では紹介します。 僕の一番の推し。 ハムスターのポン太である。 うふふ…かわいいねえ… お目目クリックリだねぇ… ハムスターは、愛すべき生き物だ。 ささやかで罪のない生き物である。 というわけで、今日はハムスタ

          ハムスターは小さな体に優しさをいっぱいつめて、僕らのもとに来る

          宇多田ヒカル「SCIENCE FICTION」は僕たちに寄り添ってくれる。これからも

          こんにちは。考える犬です。 出ましたね。 宇多田ヒカルのベストアルバム、「SCIENCE FICTION」。 すでに各所で話題になってますね。 彼女にしては珍しくTVをはじめとしたメディアにも露出し、PRされている本作。さすがに無視できなかった。 買いました。 そして聞きました。 本記事では、その感想を綴っていきます。 まず率直な感想としては… ずっっっっっと良い音楽を鳴らしてくれるな!この人は!! 本当に、永遠に格好良くて、永遠に気持ち良い。そんなアルバムで

          宇多田ヒカル「SCIENCE FICTION」は僕たちに寄り添ってくれる。これからも

          オールドファッションの美味しさを理解してミスド上級者になりたい

          こんにちは。考える犬です。 突然だけど、ミスドが好きだ。 ポンデリングにエンゼルクリーム、フレンチクルーラー… ミスドのドーナッツは、幅広いラインナップが魅力ですね。 …ただ、毎回頼むのは同じやつだったりする。今日は冒険してみようかな?と思いつつ、結局いつものやつを選んじゃうんだよね。これミスドあるあるだと思う。 そんなわけで、実は僕はオールドファッションを食べたことがない。 きっかけは、一本の動画だった。 「最悪や!!オールドファッションや!!!!」 というフ

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