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ミスチルが聴こえる(短編小説)

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Mr.Childrenの曲を聴いて浮かんだ小説を創作します。 ※歌詞の世界観をそのまま小説にするわけではありません。
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#色

彩り(短編小説『ミスチルが聴こえる』)

彩り(短編小説『ミスチルが聴こえる』)

 赤色の車で迎えにきてくれた君。僕は青いジーンズを履き、白いTシャツを着て待っていた。
「お待たせ」
 君はエメラルドグリーンのフレアスカートに、上の服は黒。
「ありがとう」
 僕は助手席に乗って、彼女はエンジンをかける。
「どうぞ」
 君は早速、僕に黄色いガムをくれる。
「ありがとう」
「私は、こっち」
 そう言って、君は紫色のガムを口に入れた。
「見えるかな」
 君は不誠実な深緑の林を通り抜け

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アンダーシャツ(短編小説『ミスチルが聴こえる』)

アンダーシャツ(短編小説『ミスチルが聴こえる』)

 あいつのシャツ、真っ黒に汚れてるな。そうか、頑張ったからか。何を頑張ったんだ? 不正か? 
 あいつのシャツ、真っ赤に染まってるな。そうか、頑張ったからか。何を頑張ったんだ? 殺人か?
 あの少年のシャツは真っ白だ。そうか、まだ無垢な存在ってことか。何を頑張るべきか。それは多分、事実を疑うことだろうな。
 若者が飛び跳ねた。色とりどりの絵具をシャツに塗りながら。俺はそれを個性だと信じていた。だけ

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