kokoro no kotoba 1
好きな言葉、今の私に必要な言葉の写経。
(いろいろな本や歌からちょこちょこ引用しています。)
かなしみは洗練されてゆくだろう胸にしまえる鈴のサイズに
(オールアラウンドユー 木下龍也)
わたしには言葉がある、と思わねば踏めない橋が秋にはあった
(ヘクタール 大森静佳)
ささやいてください春の光にはまだ遠いけどきっと遠いけど
(回転ドアは、順番に 穂村弘×東直子)
怒りつつ洗うお茶わんことごとく割れてさびしい ごめんさびしい
運命線のない手のひらに落葉をこんもりと乗せ「あなたがきらい」
(青卵 東直子)
こう書くと奇妙に聞こえるかもしれないが本当だ。わらをもつかむ思いで探すのは言葉なのである。
(悲しみの秘儀 若松英輔)
私は強くならなくちゃいけない。強がって取り繕うのではなく、本気でだ。
(温室デイズ 瀬尾まいこ)
私はまだ若い。この地で悟るのはまだ早い。私は私の日常をちゃんと作っていかなくちゃいけない。
(天国はまだ遠く 瀬尾まいこ)
「靴ふきマットの上でもそもそしているな!うりゃっ!」
(物語ること、生きること 上橋菜穂子)
このため息が 君に届けば きっと誰よりも悲しむのでしょう
(三日月 くるり)
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