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テクノロジーは障がい者を救えるが、障がい者を生み出す可能性もある

段差とか階段とか見つけやすいバリアの他にスピードのバリアがある

信号付きの横断歩道は制限時間内に渡りきらなければならないし
エスカレーターは完全にあっちのペースで乗り降りしなければならない

社会のスピードに合わないことによる障がいは結構ある
それも新しいテクノロジーで解決できる未来はすぐにやってくると思う

でも、そこにまた一つスピードの障がいが生まれる

テクノロジーは日進月歩だが
人の気持ちはそんなに早く変えられない

スマホにしたって高齢者はいまだにガラケーを持っていたりする
ネット通販でもクレジットカードの使用に不安を感じている人は多い
便利な機能やサービスを使った方が絶対に生活が楽になるのに
とりあえず今はなんとかなってるからと変わらない

以前書いた障害受容と同じ
とりあえず何とか歩けてるから杖も車いすも使わないという感覚
使った方が活躍や楽しみの場が大きく広がるのに

どんどん便利になる社会と、使わない人とのギャップ

テクノロジーによって便利になる世の中に乗り遅れる人たち
それはテクノロジーが作りだした障がい者ってことになるのかもしれない

このスピード感の違いを意識しながらテクノロジーの社会実装を進めていかなければいけない

これもリハビリテーション