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急性心筋梗塞⑫ ルールとマナー

下のお話しや汚い言葉使いの表現がありますので初めにお詫びいたします。

病院の采配に甘えて部屋を移動させていただいた。
今回の相部屋は回転が割と早く3日でどなたかが退院、入院される。

看護師さんや看護助手さんがテキパキと日々の看護や介助をされる。
驚いたのはそういう世話に対して「ありがとう」という言葉が患者から聞かれない事だ。

検査など病棟を移動し検査室に行く場合、助手さんが車椅子で連れて行ってくれるのだが患者から「ありがとう」という言葉を聞いたことが無い。
食事の配膳時 採血や薬 検温 やはり自分一人でできないことをサポートしていただいたら何らかの感謝の言葉を言うのが人としてと思う。かまって欲しいのかいちいち看護師さんに皮肉を言ったりからかったりちょっかいを出して絡むやつ。そんな奴相手にしなくていいよ。注射の針を垂直にぶっ刺してやれば良い。
夜中に何度もナースコールして同じ事を言う奴。
「俺は半年前にも入院した」となぜか入院自慢する奴。

人間は、身体が弱ると心も弱くなる。
心が弱ると本性がでる。ワガママになる。

食事どき平気で屁をこく。
「マズイ」だの「何だこの食事は」と一人ゴトを大きな声で言う。
人間一皮剥けば 例外なく糞尿痰でできているんだ とあらためて感じた。

イビキも相変わらず酷い。
今回のラインナップは田舎の田んぼのカエル。
ゲーコ ゲーコ
クワッ クワッ
ナーー ナーー と追いかけて輪唱が始まる。
特徴的なのは 看護師さんが夜中見回りで近づくとピタリと止まる事だ。生物の本能行動なのか。

他に1番驚いたのは6階にあるこの相部屋で窓を開けるやつ。ビューというビル風 国道の車の音 花粉やダストなどが舞う。さすがに病院側に閉めていただくようお願いしたが、「開けてはダメ」というルールはないから言えないという。という事は「閉めてはダメ」というルールもない訳でそうなると患者同士でケンカになる。ルールではなくマナーの問題だと思う。好き勝手したければ個室へどうぞ と言いたくなる。家とかでもワガママなんだろうか。結果的に夕方の巡回時に病院側で窓が空いていれば閉めましょう。という事になった。室温管理などができないからという事らしい。

人のフリ見て我がフリ直せ。
自分は客観的に見てどうなんだろう。
たとえ入院中でも人として礼節は守りたい。
できる範囲でいい。

しかし精神的ストレスは日をおって溜まる。
文頭で書いたが入退院の回転が速いのが救いである。

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