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高畠熱中小学校15期おすすめ図書(15期 2022年10月~2023年3月)

こんにちは、高畠熱中小学校事務局の長谷川です。事務局おすすめ図書の記事の第4弾という事で15期の授業の振り返りを兼ねて書いていこうと思います。
 熱中小学校の授業の際には、先生の著書や関係図書や推薦図書を用意して、事務局内で予習や復習させていただいているのですが、今期もそちらの本から抜粋してご紹介させていただきます。また高畠熱中小学校では現在第16期生徒募集中ですので、興味のある方は是非HPもご覧になってみてください。

16期新入生も募集中です!

移動スーパーとくし丸のキセキ

 10月8日(土)に授業いただいたとくし丸を創業された住友達也先生の著書、住友先生がなぜとくし丸の創業に至ったのか、また実際に創業後どのような軌跡をたどって来たのかが日記形式でわかりやすく描かれています。

線量計が鳴る

 こちらも住友達也先生の推薦図書、元・原発技師のモノローグという事で元原発技師の視点で描かれる朗読劇、こちらのDVDの製作監修には住友先生もかかわられています。

最高の体調

 11月12日(土)に授業いただいた羽黒山の山伏として活動される加藤丈晴先生の推薦図書、鬱病、肥満、散漫な集中力、慢性疲労、モチベーションの低下、不眠、弱い意志力など、一見バラバラのように見える問題を、そもそもの根っこまで下りて原因と対策について書かれています。

風の中のマリア

 11月12日(土)に授業いただいた大江町にある里山交流館やまさぁーべ館長を務める佐々木隆馬先生の推薦図書、オオスズメバチのマリア視点で描かれるはハチたちの壮絶な生態を人間視点で覗き見る驚きの一冊です。

絶滅危惧種はそこにいる

 こちらも佐々木隆馬先生の推薦図書、昔は身近だった生物でも今や絶滅危惧種と呼ばれている事も多いです。そんな実は身近な生物たちと現代においてどうやって生きる環境を作っていくか、生物保全に実際に取り組まれているお話が書かれた一冊です。

知らないと損する年金の真実

 12月10日(土)に授業いただいた大江英樹先生の著書、大江先生は大手証券会社を経て経済コラムニストとして活動されています。タイトルの通り、不安な話題が先行しがちな年金問題において、過去から今に至る経緯や実際の実情、そして改めてどう向き合うべきかそれぞれが考えるための根幹の部分が書かれています。

定年後夫婦のリアル

 こちら大江先生の著書、奥様である大江加代さんとの共著です。定年後のご夫婦での実体験を元に生活、仕事、お金などいくつかのカテゴリに分けて楽しく生きるコツを書かれた一冊です。

高等学校 公共

 1月14日(土)に授業いただいた鈴木寛先生の推薦図書、すずかん先生は文部科学副大臣などの役職も経て、今なお教育について研究実践されています。2022年度より、高等学校の新学習指導要領が実施され、公民科では従来の「現代社会」に代わる新しい必修科目「公共」がスタートします。公共とはなにか、社会とはなにか、深堀りしたところから改めて考えるような教科書となっています。

クリエイティブラーニング

 こちらも1月14日(土)に授業いただいたすずかん先生が共著された本、つくることで学ぶ、創造的な社会について語られています。教師は生徒に教えるのではなく生徒が自分で学ぶ事のできるように環境を組織化する役割を担う、というような発想を元に実践的なテクニックや実践例の書かれた一冊です。

参加型社会宣言

 12月10日(土)に授業いただいた平野友康先生の推薦図書、平野先生はメディアアーティストや起業家など様々な肩書で活動されています。参加型社会宣言は平野先生が師と仰ぐ橘川幸夫さんの参考図書、過去から未来へ社会の遍歴、そしてこれから来る参加型社会の未来像について語られた本です。

気候変動の真実

 1月28日(土)に授業いただいた佐藤雅宣先生の参考図書、地球温暖化が進んでいる事はどこでも当たり前に語られています、また異常気象が増えているという事も当たり前のように語られています。しかしながらその因果関係については実は不確かなところが沢山あります。こちらはあまり語られる事の無いあたりまえについての疑問を実際のマクロなデータを元に解き明かす一冊です。

むかしむかしあるところにウェルビーイングがありました

 2月11日(土)に授業いただいた三宅琢先生の推薦図書、三宅先生は産業医として薬の処方だけでない環境の改善や行動変容などにも取り組まれています。最近熱中小学校でもよく話に上がる「well being」というキーワード、こちらの本は昔話や日本に普遍的にある文化などからウェルビーイングについて読み解いていくわかりやすい一冊です。

まじめな人ほど報われない!?

 こちらも三宅琢先生の推薦図書、人それぞれ起こった出来事への感じ方は異なります。もう一つ俯瞰した目線で物事を捉える事でありたい自分に近づく、そんなメタ思考について語られる一冊です。

有機農業はこうして広がった

 2月25日に授業いただいた小谷あゆみ先生の参考図書、有機農業やオーガニックという言葉は全国的にも広がったけれど、日本全体の農地で言うと0.6%しかありません、しかしながら「有機農業」という言葉や動きは全国各地で広がっておりその動きについて書かれた本です。参考例として高畠町も掲載されています。

振り返れば未来 山下惣一聞き書き

 こちらは小谷先生の推薦図書。農民作家として戦後より活動されてきた山下さんは、小説「減反神社」で直木賞候補になったほか、50以上の著作を残され、昨年他界されました。こちらの本は山下さんの晩年の思想を聞き手の方がまとめたもので、農にまつわるとても深い想いがこもった一冊です。

以上、第15期の事務局おすすめ図書でした。

 授業を改めて振り返りながら著書や推薦の図書などを読ませていただくと、著者の先生にお話しいただいた本を読むのはより興味関心が高く中身が深まるなと感じています。是非気になる本があればみなさんもお手に取って読んでみてくださいね。高畠熱中小学校図書館に実際の本も置いてありますので、生徒の方は来校の際に立ち読みもOKです。全授業オンライン授業も実施しますので、是非新規のご入学もお待ちしております。

16期高畠熱中小学校についてはこちらから、生徒募集中です!

前回までの記事は↓

https://note.com/master_hato/n/n1b76af3a5fbd


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