マガジンのカバー画像

文化、法、社会、ファッションとデザイン、 国際関係

321
文化、法、社会、ファッションとデザイン、 国際関係
運営しているクリエイター

2024年3月の記事一覧

男女別学

男女別学

公立共学校出身の立場から見れば、男女別学の正当性の主張は、ほんと何を言っているんだろうって印象で理解ができない。
そういった妙な男女の特別意識、特権意識こそがちょっとお---邪魔という印象。
そもそも埼玉県教育委員会は、男女別学にはこのような利点があるだの無いだのといった比較衡量をしろと言っているわけでは無いのだろう。
男女別学の各々の伝統(進学)校にある豊かな文化や高度な教育資源は、なぜ性が同一

もっとみる
介護保険制度は

介護保険制度は

介護保険制度は宗教だな。
皆が介護保険制度に帰依し、
延命を"可能性"としてではなく、永遠の命は唯一神たる介護保険制度がもたらすものと、つまり"救済"を信じるものだ。
誰も自分の命や生を顧みず、ただ制度に身を任せる。

成成獨国武明学

成成獨国武明学

みんなすごく誤解していて、入試難易度において、marchの次に来るのが成成獨国武明学と思っている人がいるんだけど、実は偏差値を超越してしまっているのがこれらの学校で、入試問題は優しいのになぜか入れない、合格した顔ぶれを見ると坊ちゃんと嬢ちゃんばっかりで、だからこそ就職も良いってことで。
だから、模試の結果がなかなか結果に沿ってこない大学群が成成獨国武明学なんで。
だから日大や駒澤や東洋の入試難易度

もっとみる
獨協が大隈早稲田(東京専門学校)に対抗して

獨協が大隈早稲田(東京専門学校)に対抗して

この記事はすごい。
獨協が大隈早稲田(東京専門学校)に対抗して、山縣有朋や井上毅等当時の政府により作られたことが明らかになっている。

ドイツ学振興政策と英学の危機
茂住 實男(抜粋)

明治15年10月、政変で政府を追われた立憲改進党総理大隈重信、小野梓らは東京専門学校(早稲田大学の前進)を創設した。 同校は「学問の独立」を宣言し,不偏不党にして真正の学問を研究・教育することを謳ったが,その学

もっとみる
獨協大学のオールインワンキャンパス、その素晴らしさ。

獨協大学のオールインワンキャンパス、その素晴らしさ。

獨協大学は、全学部でほぼ共有していた教養課程を全学共通授業科目として、バラエティ豊かな科目を加えつつ学年割りさえも廃したらしい。
そういえば獨協は40年以上前からこんな縦横無尽な感じだった。
僕は法律学科の学生だったが、語学もいわゆる英語のリーダー2科目の他に英作文とアメリカ人講師の英会話、そして週3回のLLの授業があった。そしてさらにドイツ語が2科目。
専門課程でも、卒業に必要な単位には換算され

もっとみる
婚姻の自由

婚姻の自由

田中英夫先生がまとめた憲法制定課程の資料を見ると、「婚姻の自由」を定めた憲法24条の検討においては、当時は今回の判決で同性婚をも保障すると解された「両性」の文言は「男女」と同義であるとされた旨の記述があるし、女性の権利の構築•配慮(利益)について、慎重に家族の在り方における不利益との兼ね合いが検討されたのが分かる。
今回は高裁が違憲立法審査権(何が憲法であるかの判断)を行使したことは良いのだけれど

もっとみる
生と死

生と死

"人は、いつかはかならず死ぬということを思い知らなければ、生きているということを実感することもできない、とソフィは考えた。そして、生の素晴らしさを知らなければ、死ななければならないということをじっくり考えることもできない。"
(「ソフィの世界」哲学ガイド/須田 朗)

介護保険制度や医療制度は、寿命の延伸を至上命題とする共通認識の元で運営されているように思う。

それなので高齢者もなかなか自分の死

もっとみる