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獨協大学のオールインワンキャンパス、その素晴らしさ。

獨協大学は、全学部でほぼ共有していた教養課程を全学共通授業科目として、バラエティ豊かな科目を加えつつ学年割りさえも廃したらしい。
そういえば獨協は40年以上前からこんな縦横無尽な感じだった。
僕は法律学科の学生だったが、語学もいわゆる英語のリーダー2科目の他に英作文とアメリカ人講師の英会話、そして週3回のLLの授業があった。そしてさらにドイツ語が2科目。
専門課程でも、卒業に必要な単位には換算されてはなかったが、他学部の国際経済学や国際政治学、フランスの歴史、フランスの美術、フランスの音楽、日本語教授法等の単位を取った。
なんだか今思えばめちゃくちゃ進んでた。
オールインワンキャンパスだからできたことだろう。
獨協を卒業したら、語学はできませんとは死んでも言えない。
そのような今までの実績を踏まえるなら、国際性を全学で踏まえつつ、いわゆる専門課程の学部の縦割りも廃止(学部の廃止)しても良いのではないか。
今でも学部を横断して講義受けられるんでしょ?
元々創設者の天野貞祐名誉学園長は教養学部のようなものを当初大学に設置する考えであったとも聞いているし、若い内は縦横無尽に串刺した知識をどんどん取り込んだ方が良い。
学べば学ぶほど興味は四方八方に広がっていくもの。
受験生にとっても、難易度も平準化されて受けやすくなるのではないか。
まあ今でもどこの学部の偏差値がどうのと揶揄するような馬鹿馬鹿しい話もあるようだけど、全学部の専門課程のカリキュラムを見ても、さほどの学部ごとの特徴は無い。
このような柔軟性は4年生までは確保しつつ、さらに専門性に特化して奥深く勉強したい学生は大学院で学べばよいし、そういった意味では、今後は大学院の内容充実に本腰を入れてもらいたい。

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