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行動力とは、生きている言葉である

実は、読書が苦手だ。読みたいものがあまりない、見つからない。役に立ちそうな本と出会っても自分に合うか。読んだ後に変化を感じるか。結局、書いてある言葉によってモチベーションが少しだけでも上がったとしても、次のステップはわからない。力不足

長く集中できない時代になりがちだと言える中で、一人ぼっちの時間が多い。1人の時間も大事といえば大事だけど、自分の行動がだんだん遅くなる。遅くなることより、一気に弱くなる。

ここでシンプルな方法がある。当たり前すぎてしまうから忘れがち。スマホでもノートでも、その場で感じること、考えてること、ある夢と希望を言葉にしておく。書く時にはどうしようもないと思っていても、少し時間が経てば乗り越えられないと思っていた壁に小さなハシゴが出てくる。

行動力は、動いて全ての結果が形になると思わない方が、自分の道が現れやすくなる。要するに、期待しない。動くことで不安になってしまう。次の一歩はどこの方面に向かえばいいのか、恐怖。コンフォートゾーンから出るのが無理で、やるべきことを明日にする癖がある。ここで自分らしく簡単な作業をするだけで、人生は変わる、とまでは言えないけど生きる楽しさが出る。力を与える。

真っ白なページに、自分への報告を書く。なぜうまく行かなかった。なぜこうなったか。やりたいことを書いてその気持ちを繰り返すことで、書いた言葉が減る。自分でもわからない自分の言葉は知らないうちに、1行になってやっと行動の準備ができる。

悩みと問題の解決より、悩みと問題が存在しているということを意識すべきだ。まずは少しだけでも楽になる状態にして、自分と問題は一つの空間になる。中から見て回っている言葉を捕まえやすくなる。捕まえた言葉を並べて離れる。その言葉に改めて再会すると、当時理解できなかった意味が行動力になる。

例えば、ライターになりたい=あのメディアと関わりたい。〇〇さんのようなレベルになりたい。書いた記事を読んでもらいたい。このような願望ばかりを考えると止まってしまう。ずっと不満になる。人間はこのような状態は長く続けられない。
まずは、深く何も考えずに、置いてあった内容をもう一度取って、自分の言葉で書く。狙う先は読んでもらうのではなく、狙う先は自分。その記事を書き返す時に心の響きがある。勉強になると改めて感じる中で、自分の行動を目で確認してる。

書いて、一旦置いておく。書いて、休む。今まで書いた内容を読み返すと続きが出る。過去の自分と今の自分はリンクしてる。新しいニュアンスが増える。当時は書けると思わなかったこともスラスラ書けるようになる。

実は僕はいつもそうなる。
言葉の親である僕は、言葉の息子に変わる。書いた言葉は先生のような存在になる。書くまでは、書けない。書き出したら、止まらない。「書けないと書く」の隙間に言葉の行動が始まる。できないことはない。

言葉と付き合うことを忘れないようにするだけで、考えられないパワーになる。

Massi

みなさんからいただいたサポートを、次の出版に向けてより役に立つエッセイを書くために活かしたいと思います。読んでいただくだけで大きな力になるので、いつも感謝しています。