見出し画像

誘惑の「ポケットWi-Fi」

人生初のポケットWi-Fiを手に入れてから半年が経った。便利すぎてもはや手放すことのできないアイテムとなってしまった。

ポケットWi-Fiを契約した理由は通信機能のないガジェットをオンラインにするためだ。


まず私は目的ごとにデバイスを分けたい。確かに今はスマホ1台あれば大抵何でもできる。だが1台に機能を集約させるということは、それだけスマホのバッテリー消費を早めるということだ。

スマホで機能的には完結できる世の中にはなったが、それでもモバイルバッテリーを持ち歩く人は一定数いると思う。結局機能を集約したせいでバッテリーの消費が早まるということであろう。スマホとモバイルバッテリーを結局2つ持ち歩かねばならないのなら、スマホとミュージックプレーヤー、タブレットなどを複数持ち歩くこととあまり変わらない。

その方がミュージックプレーヤーでYouTubeを再生しながら、スマホで調べ物をするということがしやすくなる。バッテリーの消費も抑えられる。私はAndroidスマホとiPadとiPodを持ち歩いている。荷物になりそうなら不必要なガジェットを置いていけばいいので、荷物で困ることはない。

しかし、そうすると通信環境が必要になる。iPadとiPodはWi-Fi下でないと通信ができないからだ。よってポケットWi-Fiを契約することでその問題を解決した。


ポケットWi-Fiを手に入れてからはとても快適だ。カフェや駅のフリーWi-Fiは電波が悪かったり、接続に登録が必要な場合が多かったりするので、無料ではあるが何かと不便な点もある。

だがこの快適さは私をダメにする。特に思うのが読書量が減ったことだ。以前までは電車内など、Wi-Fi環境がないところではほぼ読書をしていた。移動や待ち時間などはほぼ読書に充てられていた。それはネットに「繋がらない」という環境が担保していたモノでもあった。

だが、ポケットWi-Fiという便利な環境を作り出すアイテムを手にしてしまったせいで、YouTubeを観たり、ネットサーフィンをしてしまうことが増えた。特に仕事帰りの疲れた時は誘惑に負けて、動画やPVを視聴してしまう。

確かにポケットWi-Fiは便利であるが、その便利さは私の読書時間を奪うようになった。これは意外な悪影響だ。「繋がる」という環境が私を堕落させてしまっている。



しかしまぁ、要は何でも人の使い方次第だ。スマホもクルマも水も核分裂もすべて使い方次第でどうにでもなってしまう。ポケットWi-Fiももれなくそうだ。人をダメしてしまうアイテムというよりも、その人の意思や習慣によってどんなアイテムになるかが決まる。

ポケットWi-Fiの契約を考えている人はその便利さに飲まれないように注意すべきだと忠告しておく。


「繋がり」が奪いにくる

頂けたサポートは書籍代にさせていただきます( ^^)