彼との馴れ初め
彼との話。
出会いは昨年度の4月(らしい)。
私はしばらく彼の存在にも気が付かずに申し訳なかったが笑
出会った時から彼は私に一目惚れをしていたらしい。
初任校で6年勤め、教員7年目にして初めて異動をした。
その学校に工事に来ていたのが今の彼だ。
若くして、総監督?みたいな仕事を任されていたため、職員室への出入りが多く、学校中の誰もが知っている工事のお兄さん。
そこから、数か月、挨拶をしたり世間話をしたり…
ある日20時過ぎ、私が帰ろうと同僚と駐車場まで歩いていると、私たちの前には工事のお兄さん。
「こんなに遅くまでお仕事してたんですか?」
何の気なしに私がつい話しかけてしまった笑
そこから駐車場で同僚を含めて立ち話。同僚のひょんな一言から連絡先を交換することとなった。
(その日が現場最後の日で、同僚のナイスすぎるアシストで、このチャンスを…という思いだったらしい。)
私は、地元への異動を希望していたため、その土地での出会いは一切求めていなかった。(適当にLINEをして、会わなくなったらフェードアウトしようと思っていた。)
しかし、そこからの彼の猛烈アタックが凄かった。物凄かった。
一般的にはかっこいい方の部類(塩顔好きの私のタイプではない笑)、身長も高く、体格もいい。(なんだこいつ、めちゃくちゃ軽いやないか。絶対モテてきたタイプのやつ、絶対女の子とめっちゃ遊んでるタイプのやつ、見た目がチャラいわ。あぁ、どうしよう。)
そこから1ヵ月、とにかくアタックが凄かった。
ただ、私が連絡先を交換してから、何日も徹夜で仕事をするなど、やるなら出世したいという前向きな姿勢でかなりの実績を残していることが分かった。工事だけなら淡々と仕事をしていればいいのに、教員たちとコミュニケーションを多く取って、お互いに気持ちよく仕事ができるようにしている。何か困ったことがあれば、彼。と教員たちも頼りにしていた。なんなら子どもたちにも好かれている。(どんな工事のお兄さんやねん。)仕事をしている姿勢に関しては、かなりの好印象だったことだけは覚えている。
彼が学校に来ることが無くなり、「あぁ、もう来ないのか。」と寂しく思っている自分が居た。自分の気持ちにやっと気付いた。そこから、私の地元への引っ越し・異動などがあり、本当に色々あった。休職をきっかけに精神的に崩壊していた私は、仕事・恋愛、全てを手放そうとしていた。何度も彼と別れようとした。それでも彼は絶対に私の手を離さなかった。私を救ってくれたのは間違いなく彼だ。出会いから、一途に思い続けてくれた彼に心の底から感謝している。
私は彼と結婚しようとしている。
男性不信だった私が結婚しようとしている。
全てを手放そうとしていた私が幸せになりたいと願っている。
地元に根付くはずだった私が、自ら地元を離れようとしている。
1年で人生は大きく変わる。
だからこそ、1日1日を大切に生きていこう。
自分の思いに素直に生きていこう。
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