タイミングとご縁
少し変化したことがあったので今の気持ちを書いています。
復帰することを目標に、規則正しい生活を心掛ける日々だ。
いつもなら2~3時間余裕でしてしまうお昼寝を控えた。
お風呂を沸かし、ゆっくりと浸かる。
副交感神経を優位にしてくれるラベンダーとスイートオレンジのアロマを焚く。
背中を緩める体操をして、眠りへと体を導く。
仕事の辛い夢を見ることも気が付けば少なくなっていった。
ある日、大学時代からお世話になっている信頼できる先輩の先生から
連絡があった。
「おはよう、起きてる?」
私の現状を知ってくれている数少ない同業者だ。
何気ないLINEだった。
実はその前日、ちょうど病院の先生を通じて、休職を延長するのか校長から尋ねられたばかりだった。
私の気持ちは変わらず、復帰したいというものだった。
主治医「私はまだ無理だと思うんですけどね。と伝えたよ。」
私「復帰する場合の条件などを聞いてみたいと思っているので、話合いをしようと思うのですが。」
主治医は基本こちらの気持ちに寄り添ってくれるので、何の否定もせず、
聞いてみるといいよ、もし休職延長となれば診断書も書くから、またおいでね。と優しく言ってくれた。ホッとした。
その後、校長に話合いの場をもってもらえるようにメールを送った。
「おはよう、起きてる?」は
たまたま、校長とのやり取りをしている最中の連絡だった。
そこで私が復帰しようとしていること、話し合うことになったことを伝えると、必死で止めてきた。
※話合いを校長主導で進めてはいけない、数的優位な状況を作りなさい。
※第三者が入ってくれる環境を整えなさい。
そこで、都道府県の復職支援システムについて教えてもらった。
当人と学校がどちらもそのシステムの利用申請をすることが条件だ。
校長に復職支援システムを利用して話し合いたいと伝えると、すぐに申請してくれた。
来週のどこかで復職支援サポーターを交えて話をすることとなった。
どのような状態での復帰を目指すのか、いつ復帰するのかなど、親身になって聞いてくれたり、学校と当人の調整役をしてくれたりするそうだ。
教員8年目にして、そのような支援システムがあることを知らなかった。
市外から戻ってきた私には、信頼できる同業者がほとんどいない。あの日、信頼できるあの先生が連絡をくれなかったら、私は完全に不利な立場でたった一人で校長と話し合うことになっていた。
今思えば、恐ろしいことだ。寸前で、その先生に守られたのだ。
タイミングとご縁
大学生のちゃらんぽらんだった頃からお世話になっている。もはや保護者のような存在だ。
「ほんといつまでも迷惑かけてすみません。もう30なんですけどね(笑)」
「迷惑なんか思うな、頼れる人と頼れるところはとことん頼りなさい。」
こんな状態になって辛いこともあったけれど、ギリギリのところで誰かに何かに守られ、支えられていることに気が付く。
30年も生きていると、連絡をとらなくなったりパタリと会わなくなったりする人はたくさんいる。無理をしなくてもがんばらなくても昔からずっと変わらず近くにいてくれる人もいる。
どちらも大切なご縁だ。
しばらく会ってないけれど「元気かな?」とふと頭に思い浮かぶ相手がいたら連絡してみよう。
もしかしたら、それが大事なタイミングかもしれない。
その人の何かのきっかけになるかも。私が守られたように。
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