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トルクメニスタンでオーダーメイド・刺繍を使った作品

トルクメニスタンではティキンチ(tikinçi)と呼ばれる裁縫屋が多く存在するという記事を以前書きましたが、今回はそのティキンチで服以外のものをオーダーして作った作品をご紹介します。

妻もトルクメンの民族衣装を何枚かは記念につくったものの、トルクメン人と違って毎日着るわけではないので、そんなにたくさん作っても仕方がありません。そのほかにも結婚式用のドレスや普段着も何枚か作ってもらいました。

こちらは刺繍生地を使ったスカート(妻用)。

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こちらは刺繍生地を使ったシャツ(私用)。派手過ぎてカスピ海のバケーションでしか着ていない。

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ある時、トルクメニスタン在住の日本人婦人たちの間で、トルクメンのヤカー(ドレスの胸部分の刺繍)を何か手芸に使えないかという話が出たらしいです。一人特に手芸の上手な方がいらっしゃったので、その方がお友達の帰国の際のプレゼントに鞄を作成されました。その仕上がりがとてもよかったので、婦人たち有志でその手芸の上手な方のお家に行って鞄を作ったらしいです。その時妻が作ってきた鞄がこちら。

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これを見て私は、ティキンチ(裁縫屋)を使えば大量生産が可能だと直感しました。トルクメニスタンのお土産として活躍すること間違いなしだと思い、妻が作ったカバンを持ってティキンチへ行きました。

私たちの服を作ってもらっていたティキンチのところに持っていくと、簡単に作れると快諾。早速バザールで布とヤカーを買い込んでとりあえず10個の鞄をオーダーしました。

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なかなかいい出来でした。妻の友人や親せきなどにあげましたが、トルクメンに関係のない方でもなかなか好評でした。

こちらは人に頼まれて作ったもの。刺繍が私の趣味とは違います。

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刺繍の切れ端がもったいないと思い、妻と一緒にデザインを考えてポーチも作りました。右下の二つは夫婦で使っています。

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こういうお土産なら日本人にもウケますかね?趣味の領域にとどまっていますが、機会があればオーダーできるような体制を整えたいと思っています。送金方法がないなど、いろいろ課題は山積みですが。ぜひ皆さんのお声も聞かせてください。

キルギスではJICAが女性の自立支援を目的に特産品の生産を行い、実際につい最近まで無印良品のお店で販売されていました。トルクメニスタンでも同じようなことができるとよいのですが、そう簡単にはいかないでしょうね。