ビジネスの自分軸は、自身の最高の価値観に基づいて定める
近年多用されるようになってきた自分軸という言葉は、物事の判断や行動の基準となる自分自身の感覚や感情、思考を指すものでしょう。これまでの経緯とか、世間一般で言われていることとか、常識とか、親や教師の意見とか、そのようなものを考慮する必要があるにしても、まず、自分自身が何を感じているかを捉えることが極めて重要、基本的な姿勢とすべきという主張であると思います。
さらに、自分軸という概念をビジネスという分野に限定してみると、誰に何を提供するかという基本的な事業構造を自分自身の感覚・感情・思考に基づいて定めることと捉えても良いでしょう。
算命学研究家の篠田法正さんは、「自分軸とは自分の才能を生かして誰かに価値を与えるもの」であり、特に、自信の最上位の価値観に従って行動するとき、人は夢中になり、生きがいを感じ、パフォーマンスは最高にな」るとしています。
(引用はじめ)
でも、往々にして、人から言われたり、世間の常識や価値観に引き摺られたりして、下位の価値観を重要だと思い込んでしまいます。下位の価値観に従って行動すると、知らない間にストレスが溜まり、パフォーマンスは上がりません。いま、そんな状態ではないですか?
(篠田法正、東洋の成功法則)
ビジネスの自分軸は、事業経営の基礎を与えるものです。自己分析、自己観察を繰り返して、ご自身の最高の価値観を捉えることが必要です。