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女性に注目した NHK大河ドラマ 勝手にランキング5位!

     NHK大河ドラマ『麒麟がくる』もいよいよ大詰め。あと2回で、本能寺の変。光秀と信長との信頼関係が、ほころびを見せはじめました。

    わたしは、随分以前からNHK大河ドラマが好きで、ずっと見てきました。

    そこで、歴史を動かす女性たちの大河ドラマ、歴史のヒーローを支える女性。
    大河ドラマの中には、歴史の表舞台に登場してくる人物を描いたドラマもあれば、裏で支えとなり活躍する人物などに焦点をあてた物語等様々な大河ドラマがあります。

    わたしは、敢えて女性が影で、裏で歴史を大きく動かすほどに表役者たちを支えるほどの女性たちに注目した物語をおすすめしたいと思います。

    その大河ドラマの中であえて5作品に勝手に順位をつけちゃいました。

    1位『篤姫』2位『おんな城主 直虎』、3位『八重の桜』、4位『江~姫たちの戦国~』、5位『花燃ゆ』となりました。

    ◎1位『篤姫』・・・幕末の動乱、お家を守り、夫婦の形を見事に描いた! 

    幕末の時代の荒波に翻弄され、自らの役割を真摯に受けとめて生きていく強さと演出する宮﨑あおいさんの演技力に魅せられました。

    薩摩の島津斉彬の命を受けて、将軍徳川家定に嫁ぎ、病弱な家定の後に慶喜を推挙するように内から働きかける使命。

    そんな中に大奥という大きな組織を改革し中心人物になり、一方、病弱なな家定を支える夫婦としての仲睦まじさ、そして亡き家定の後に政敵である故郷の薩摩と対峙し、徳川家や大奥の者達を守ろうとする、強さと優しさを見事に演じきった、宮﨑あおい篤姫に魅せられました。

     ◎2位『おんな城主直虎』・・・妻でも、母でもない女性がお家を守ることのために生きた!     

    誰かの妻でもなく、母でもない、ただ伊井家を守るためだけに生き抜いた。様々な人の生き方に目を向ける人で、自由な感性を持っていました。

    一方では嫌というほど執拗に戦国という世の残酷さを、見る側に叩き込み、衝撃を受けさせ、涙すら流しながら、戦はいやなものだと、そううめいた人も多かったかと思います。

    直虎自身も何度も「これも武家の習い、世の習いじゃ」と言いながらも、「戦は嫌でございます!」と常に考え苦しんでいた。

    武士なのだから。世のならいだから。直虎も、そのことはよくわかっています。わかっていても、それでも嫌だと心の底から思っていたのです。

    直虎は悲しみ、悩み、もう終わりにしたいと悩み続けました。悩むだけではなく、そんな中で苦しむ人を慈しみ、祈り続けました。小野政次を死に追いやった近藤康用だろうが、長篠の戦いで破れた武田勢であろうが、彼女は救い、鎮魂のためにわざわざ経を読みました。

    井伊直虎の人生が、直政を通して家康の時代に戦のない悲しみのない時代を繋ごうとしたように思います。

    3位『八重の桜』・・・故郷会津を守るために鉄砲片手に闘い、そして最後は国のために最後まで働き続けた女性!

    新島八重という人は同志社大学を作った新島襄の妻で、戊辰戦争で銃を手に敵と戦った「幕末のジャンヌ・ダルク」と呼ばれている女性です。

    八重の兄、西島秀俊が演じた山本覚馬も強い個性の人でした。京都で薩摩藩に捕えられ、獄中で打ち据えられて視力と体の自由を奪われても自らの意思を変えないそのたくましさ。

    ドラマは戊辰戦争の前編・後編に分かれていましたが、前編は悲壮かつ緊迫感ある展開で、後編になると戊辰戦争のときに、銃を手に命がけで、本当に命がけで戦う八重の勇ましい姿が目に焼き付き、負けるとわかっていても、戦わなければならなかった戦争の虚しさが、ひしひしと伝わってきました。

    住みなれた我が家から籠城のために城へ移動するとき、もう戻ることができない我が家へ別れを告げる八重の姿が、被災地の人たちと重なり、今まであまり知ることのなかった会津の偉人、会津の歴史に触れることができました。

    ◎4位『江~姫たちの戦国~』・・・江、時代や家に翻弄され、それでも自分らしさや誇りを失わない女性!

    浅井長政の三女として生まれた「江」。幼いころから活発な女の子だった。父が死に、三姉妹で逃げ帰ったのが伯父の織田信長のもと。

    江は幼い頃から信長の生きざま、考え方に強い関心を持っていました。やがて大人になり、信長亡きあと、天下は秀吉のものに。江は最初の夫と離縁、二人目の夫、豊臣秀勝と安息の日々を過しました。それもつかの間、秀勝は戦で命を落とし、3度目に嫁入りしたのが徳川秀忠です。

    数々の困難を乗り越て本物の夫婦となって行きます。義理の父、家康はその手中に天下をおさめるべく、様々な手に打って出ていた。否が応でも巻き込まれていく二人。江は、徳川二代将軍・秀忠の正室となり、娘は天皇家に嫁ぎ、息子は第三代将軍となった。しかし、そこにたどりつくまでの江の人生は、波乱と苦難の連続でした。

    二度の落城により父と母を失った江は、時の権力者たちに人生を翻弄され、三度の結婚を重ねました。姉・淀と敵味方に分かれて天下を争うことにもなりました。

    戦国の世の苦しみを知りぬいた江は、天下太平を願い、江戸城に大奥をつくりあげ、 以後二百数十年にも及び、平和と繁栄の時代を築く礎となりました。

   ◎『花燃ゆ』・・・文、 家族おもいで芯の強い家族の志しを成し遂げた女性!

    井上真央が演じる主人公・杉文は松陰の主宰する私塾「松下村塾」を切り盛りし、 やがて塾生の久坂玄瑞と結婚します。 が、松陰が処刑され夫の玄瑞も禁門の変で命を落としてしまい 、その後は毛利家の大奥に入り、 さらには姉の夫であった小田村伊之助(楫取素彦)と再婚するという、波乱に満ちた人生を歩んでます。

    多くの人と出会いや別れを繰り返し、 成長を遂げていくのが注目です。

    「日本を守りたい」という一心で脱藩や外国船への密航を企てたために投獄されてしまう松陰。 そのことで家族も”罪人の家族”として周囲から後ろ指をさされる日々を送ることに。 

    そんな中でも、 「せわぁない」と励ましあい、 家族の絆を強めていく文たちでしたが、 松陰の処刑が決定してしまう。 

    最愛の兄を失い、やがて松陰の教え子たちによって明治維新が成し遂げられると、 文は群馬県令となった楫取素彦とともに群馬で富岡製糸場を中心とした製糸業などの産業発展に尽くし、新たに女子教育の普及に奔走していきます。 

     松陰の教えは、 時代を大きく動かしただけでなく、 それを受け継いだ文によって、 群馬の地に生きる人々にも影響を与えました。

    以上の紹介させて頂きました大河ドラマからも、歴史を動かす女性たちの力強さの垣間見ることが出来る作品を案内させて頂きました。

                                                                             by  マサ


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