弱虫のアイデンティティ

気が弱く、第一印象は「真面目」。 ただ、真面目の定義も今ひとつ理解出来ないまま大人にな…

弱虫のアイデンティティ

気が弱く、第一印象は「真面目」。 ただ、真面目の定義も今ひとつ理解出来ないまま大人になった社会のぴよっ子、自称【変わり者】の呟き。

最近の記事

Red Demon cried. #1

「彼らの音楽って変わったよね。昔の方が僕は好き。」 思わずツイートしたあの日。 どうせ誰も見ていないと思った。 気がつくと、僕のツイートはトレンド入りし、彼らの音楽に対する批判に染まった。もう戻れなかった。 ほんの少し昔を懐かしく思ってしまった僕のツイート。 彼らの解散は僕のせいだ。 _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ 10年続けたバンド。 先程解散を発表した。 もう何年も前から

    • 学校と社会は親友ではないようだ。

      社会に出て一番にギャップを感じたことは「評価」についてだった。 例えば社会では、居残りをしてできなかった課題を行うこと…所謂、残業が評価されることはまずない。 いかに効率的良く仕事ができているかが、評価されることのほうが圧倒的に多い。 一方で学校社会はその反対だ。 居残りをしてまで何かに打ち込む生徒に対して、「真面目だね」「責任感があるね」「頑張り屋だね」なんて言葉をかけることで、評価する。 ある種、自分の時間をいかに投資できたかが、評価基準となり、正しさの1つである

      • ダブルスクール その3

        斯くして、気がつけば専門学校を卒業していた。 ダブルスクールをオススメできるかと問われるとその回答は極めてグレーである。 少なからず、スケジュールをこなせていたかすら、定かではないからだ。 しがみつくので精一杯であったというほうが正しいと言えるだろう。 ただ、私のクラスは奇遇にも、私と同じようにフラストレーションを感じたことでダブルスクールをしている人や、社会人を経験した上でこの門を叩いた人が多くいた。 大学に対して憤りを感じているのは自分だけではないと思えたことが1

        • ダブルスクール その2

          私が叩いた門は、「デザイン科」だった。 所謂、Illustratorやphotoshopなんかを扱う学科で、映画ビジネスと並行する形でフライヤーの作り方や映画プロモーションをデザインの視点から学んだ。 結論から言ってしまえば、専門での日々は、別に楽しくはなかったりする。 ここで、「専門に行けて理想とした日々を歩めて幸せでした…」なんて言えてしまえば、ドラマにでもなるのかもしれないけれど、現実はそう上手くはいかない。 なんて言ったって、覚悟はしていたけれど自分に投資する

          ダブルスクール その1

          私は「ダブルスクール」という、ちょっと変わった経歴を持っていたりする。 思い返せば、高3。 特に夢も希望も抱くことを知らなかった私は、「自分の学力にあった、そこまで学費の高くない4年生大学に入ること」を、目標にしていた。 当時は、現実的な自分を変に大人に感じて勝手に満足してしまっていたが、この決断が間違いだと気づいたのは、入学して3か月がたった頃だった。 大学生は人生最大の夏休み…と誰かが言っていたが、私にとってそんなことはなかった。 興味のあるマーケティング関連の勉

          ダブルスクール その1

          元真面目、現腹黒ですが…何か?

          初めましての方からまず言われる一言。 ー真面目ですね。ー 私は幼い頃から「真面目」と言われることが苦手だった。 数々の教師や先輩、友達から言われ続けた結果、何も特徴がないような気がしてならなかった。 贅沢なことなのかもしれない。 もちろん真面目であるというのは褒め言葉だからだ。 ただ、こうも真面目だ真面目だと言われ続けると、まるで「真面目」を目標にして生きなくてはならない気がして、当時の私は僻癖してしまったのだ。 結果、何が起きたか…。 腹黒と尖りを入手したの

          元真面目、現腹黒ですが…何か?