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#52 ”保存推奨”スピードを上げるための製図道具

おはようございます!
先週日曜日に一級建築士の”学科”試験が行われました。
受験したみなさま、お疲れ様でした!

また、合格点を超えられた方、おめでとうございます!
合格発表までタイムラグがあるため、自信はない方もいるかもしれませんが、マークミスや不都合なんて起こる方がすごいので、今は切り替えて製図試験に向き合ってみましょう!


さて、多くの資格学校は今週末から、早ければ昨日より講義がスタートしていると思います。
だいたいの資格学校は、学科試験後にガイダンスを行い、それを「0回目」としているため、今週末から平行定規を使った製図演習が始まるはずです。

まだ何も揃えていない。。。
もしくは何を揃えていいかわからない。。。

という人に向けて、
 ・すぐにでも必要なもの
 ・これから揃えていけばいいもの
 ・個人的に要らなかったもの

をまとめましたので是非参考にしてみてください!

すぐにでも必要なもの

平行定規
メーカーのオススメ等は特にありません。ただ一点注意してもらいたいのが、「ブレーキネジがついているかどうか」です。
これがあるのとないのとでは、製図スピードに大きく差が出ます!
平行定規は値段が高いので、合格したらメルカリで売るくらいの気持ちで買いましょう!笑
そして、携帯袋も必須なので、メルカリ等で購入される方は気を付けてください!

三角定規
これは個人的な意見ですが、30度のみで書けます。ただセット販売していることもあるので、買い方はみなさんにお勧めします!
そして、これはA2の縦サイズを1回で引ける大きさが理想です。平行定規でもブレーキネジの重要性を書きましたが、”通り芯を書くときに線を1回で引き切る”というのは製図スピードを速めることができる要因の一つです!
僕は結局使いませんでしたが、一度知人に使わせてもらったとき、製図スピードは2時間未満の速さでした。(買わなかった理由は、それが試験直前だったからです。笑)

三角スケール
個人的には小さい(15cm)のものがあれば十分でした!これはエスキスするときに必須になるので、持っておいたほうが良いです!ポイントとしては、ヘキサスケールで、表示が1/100、1/200、1/300、1/400、1/500、1/600で、見やすいものであれば大丈夫です!資格学校では大きいもの(30cm)を使えと言ってきますが、実際の図面を引くときは、製図用紙のマス目を数えれば寸法が簡単に引けるので、僕は使っていませんでした!

テンプレート
総合資格が販売しているものを使ってました。これのポイントとしては、0.5mm感覚で□が書けることが絶対条件です。その理由は、700[mm]×700[mm]の柱を1/200で書くときの3.5mm□を最も多用するからです。市販のテンプレートは、1mm間隔でしか書けないものもありますので、上記を満たしていればなんでもいいと思います!
たぶん付いてると思うけど、円も使いますよ!

ドラフティングテープ
たまに平行定規にペラペラの磁石テープみたいなのついてますが、ドラテを使いましょう!これも特にこだわりなく使っていたので、僕が買ったものを載せておきます!

フリクションカラーボールペン(3色)
エスキスの命です!たまに個別使いしてる人もいますが、黒・赤・青色くらいはセットになってるやつがいいです。他の色を追加で買うときは、個別買いでもいいですが、この後紹介するマーカーがすでに多色なので、個人的にペンは3色で十分でした!

フリクションカラーマーカー(6色セット)
資格学校によってはまじで全色使ってきます。笑
なので、これも1本ずつ買うのではなく、最初にセットで買っておきましょう!多用する色はどうせすぐインクが切れるので、その時に個別で買い足せば十分です!


これから揃えていけばいいもの

45度の三角定規(テンプレート付き)
もし45度の定規を持っておきたいという人は、「テンプレート」を兼用している三角定規があります。これは僕も持っていました!
実際テンプレートとして使うなら、三角定規じゃないほうが使いやすいと思いますが、忘れ物予防とかにもなるので、気になる方は是非!

小さい定規
これは個人的にかなりおススメです!!
10cmくらいの長さの定規があるとめっちゃいいです!間仕切り壁を書くときに、定規を回しやすいので書くスピードがあがります!!すぐに揃える必要はありませんが、早めに買って使う練習をするのもいいと思います!

製図用ブラシ・ハケ
僕のこだわりはありません!!なんでもいいです。でも買いましょう!
図面をきれいに書きたいなら、必須です。意外とバカにできません!

フリクションボールペンの替え芯
僕は芯の太さが0.38mmが好みでプライベートでも使っているものです!芯はお気に入りのものを選んで、ストックしておいてください!エスキスで使い始めればわかりますが、インクはあっという間になくなります。
ちなみに、たくさん買うならAmazon等がおすすめですが、1セットだと値段が高いこともあるので、在庫がある近所の文房具屋や本屋を見つけておくといいです!

製図用シャープペンシル(0.7mmと0.9mm)
まずは自分の持っているペンで書いてみて、その後に買うのでも遅くないと思います!僕の体験として、この2本あれば一応描けました!もっと太いのを使っている人もいました。
色んなメーカーから出されているので、買っている友達を見つけて、試してみたり、東急ハンズやロフトに行くと、試せるはずなのでおススメです!
一応、僕が使っていたものを載せておきます!個人的に線を引くだけなので、こだわりがありませんでしたが、なるべく重いほうがしっくりきました。

上記リンクから、0.7mm(外観青色)のものもチェックできます!

記述用シャープペンシル(0.5mm)
文字書くときに使いますので、普段から使っている使いやすいペンが一番です!僕はクルトガユーザーなので、そのまま持って行っていました。以下僕が今も使っているものと、まったく同じものです。笑

シャープペンの芯(B)
普段みなさんはHBのものを使っていると思いますが、最低Bじゃないと図面の印象は良く見えません。僕は筆圧が強いほうですが、HBでも強弱の弱い、薄い図面になってしまいます。筆圧に自信のない人は2Bでもいいと思います!僕は0.5mm、0.7mm、0.9mmのBを買っていました!
これは個人差あると思いますが、僕は図面のほとんどを0.7mmのペンを使って書いていたこともあり、0.7mmだけはまとめ買いして、その他は本屋で買っていました。フリクションの芯同様、ネットでの個別買いは高いので、文房具店に買いに行くのがおススメです!

角型消しゴムペンタイプ
勿論普段から使われているブロックの消しゴムも重要ですが、ペンタイプで先が四角のものがおすすめです!細かい修正がしやすいので、重宝します!
ペン先が丸いものは、潰れてどんどん消す範囲が増えて行ってしまうので、ペン先がつぶれない四角いものがおすすめです!これは替え芯を買うほど消費しないので、ストックは不要です!

電卓
求積表を書くときに必須になってきます!使いやすいものを使うのがいいと思いますので、ほしいものを買ってください!
個人的には、場所をとるのが嫌だったので、小型のものを買いました。
お勧めできそうなのを載せておきます!ここで、関数電卓とかは持ち込みできないので、注意してください!

タイマー
これは個人的におすすめです!最初は使わないかもしれませんが、通し練習を始めると時間感覚をつかむために、タイマーで管理するのが効率よく勉強できます。
気を付ける点として、音が鳴らないように設定できること・タイマー機能と時計が同じ画面で見れること、の2つです。これを満たしてれば、タイマーも別に何でもいいです!

収納ケース
これは周りの製図経験者を見ると、みんなクリアボックスにペンケースをドッキングさせて、自分の作業棚を作っているのが分かると思います。
すぐに揃える必要はないので、道具が揃ってきた段階で気にしてみるといいと思います!僕はセリアで全部そろえまして、大きいA4が入るクリアボックスにペン立てを収納して使っていました。15分くらい店内をぐるぐる回ってマイセットを作ったのはいい思い出です。笑

A4サイズのクリアボックス(全体)+4段ペンケースを横置き(左奥)+冷蔵庫用のケース(手前)大きいもの(定規類・ハケ・電卓)を右側に、ペン類を4種類に分けて整理していました。手前のケースは醤油の余り袋とかを保存しておくようのもので、奥行き的に、ペンケースとシンデレラフィットしました!


個人的に要らなかったもの

勾配定規
ほんとに使いませんでした。勾配屋根のときくらいしか使う機会がないと思いますので、持っていない人は買う必要はないと思います!
最悪製図用紙にはマス目があるので、参考にして頑張って引きましょう!笑

細かいテンプレート
そもそも持ち込めない気もしますが、細かい什器を書くテンプレートは基本的に使いません。というかそんなもの書いている時間がありません。笑
シンプルなものを選びましょう!

フローティングディスク
賛否両論分かれると思います。なぜなら製図以外の用途がないから。笑
これは定規などを浮かして、定規を動かした際に紙を鉛筆粉で汚れないようにしたり、取りやすくするために使います。
たしかに図面の汚れは軽減されますが、個人的には書き方次第でどうにでもなります。あと、定規はこんなもの貼っても取りづらかったです。
むしろ個人的には製図用紙に引っかかることが多くて、使いづらかったので、絶対におすすめできるわけではないので、ここに書きました!

安いので試してみる価値はありますね!


終わりに

他にも道具はたくさんあります!
ですが、まずは”すぐにでも必要なもの”を揃えましょう!これは必須です。
他の道具を揃えるのは、周りを見てからでも十分遅くないです。

最初は、図面を書き上げるのだけでも4~5時間くらいかかると思います。
色んな道具を駆使してでも、これは縮めなければいけない時間なので、自分に最適なものを選んでみてください!

それでは~!

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