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女性活躍国フィリピンで感じた、ワーママの活躍のヒント

育休期間を利用して、20日間フィリピンで過ごしてきました。
その時の記事↓


フィリピンを選んだ理由として、仕事と育児の両立のヒントが得られるかもしれないという思いがありました。
(正直1回目の育休復帰時は思うように活躍できたとは言えず・・)
そこでフィリピンについて知った事、フィリピン人から聞いたことをシェアします。

フィリピンは超女性活躍国

実はフィリピンは「超女性活躍国」
管理的職業につく女性比率は、アメリカよりも北欧スウェーデンやノルウェーよりも上!

内閣府 男女共同参画白書(令和3年度版)

「 グローバル・ジェンダー・ギャップ・レポート2020 」では、フィリピンは16位でASEAN第一位。

それなのに、合計特殊出生率は2.49人(日本1.36人)と子どもが多い国でもあります。

なぜ女性が活躍できる?(私調べ)

メイド文化があるから

フィリピンでは一般家庭でもメイド(ヤヤ)を雇う文化があるようです。
メイドさんは、住み込みで子どものお世話から家事、介護まで幅広く担ってくれます。
これはうらやましい!と思っていたんですが、どうやら国内の貧富の差が激しいからこそ成立するともいえそうです。

男女平等だから

子どもが多いフィリピンでは、全ての子どもに高等教育を受けさせることができず兄弟姉妹の中で一番優秀な子の将来に賭けるという考え方があるようです。そうなると、初等教育から女子の方がよく勉強する場合が多い→女子が高等教育進学する→就職しやすい→管理職になる機会につながる可能性UP
日本は?と考えると、男の子や長兄が優先される傾向がある(男性に機会が与えられやすい)一方で男性への大黒柱、稼ぎ手としての要望値は高いと思いました。性別役割分業の意識が強い日本。

出産しても休まないから(≒育休制度が弱い)

フィリピンの産育休は105日(今まではもっと短くて60日前後だった)
「女性はどうせ出産育児で辞めちゃう(長期休む)でしょ。」といったことにはなりにくい状況のよう。そして、赤ちゃんのお世話はヤヤや、家族と行う。
翻って、日本の育休制度の手厚さは世界トップクラス。
男性だって長期で休む可能性は同レベルという形になれば、男女格差が縮まるかもしれない。(育児以外にも介護とか、病気療養とか、主夫とか日本男性に対して「フルタイムで定年まで」以外の選択肢がもっと開かれているといいよな)

なぜ女性が活躍できる?(聞いた話)


滞在していたマンションの住人や、モールのキッズコーナーで会った子連れ、英語の先生など、フィリピン人たちと話してて得たヒント。

家族優先だから

人生において大切なのは家族と愛情。だから、クリスマスや誕生日、家族の一大事には男性も率先して関わる。関わるというか当事者なんだから当たり前でしょというトーン。残業はしないし、休みもしっかりとる。

家事育児はみんなで

日本では家のことを妻が担うことが多い、それでキャリアをペースダウンすることも多い。という話をすると

「え、なんで?」という反応。
家のことは家族みんなのことだから、分担して行うのが当たり前のようです。また近所の人たちと助け合うこともあり(日本の昭和みたいな感じ?)
キャリア妻と主夫の組み合わせも少なくないようです。思えば、食材の買い出しや、調理も男性がする姿をよく見かけました。
家事育児が妻に固定されていなければ、妻も仕事をセーブする必要がありません。

母親の一番の役割は子どもの話を聞くこと

この話が私にとって一番目から鱗でした。
上記の家事育児の話に付随して、「復帰したら仕事と家事で忙しすぎて、子どもに割く時間が減ってしまうのが心配」云々とお悩み相談をしたところ・・
「母親の一番の役割は子どもの話を聞くことだよ」と教えてくれました。

今まで心では子どものことを思いながら、
行動では「手料理」「掃除」「お弁当」・・いわゆる家事で(手間暇かけることで)愛情表現をしてしまっていたんだなという気づき。
手を抜くことへの罪悪感もありましたし、夫に家事育児をさせてしまう罪悪感もあったと思います。
「今お料理中だから待って」と娘の話を遮ってきた結果、料理中は話しかけてこなくなりました。

おいおい、
今までの自分の愛情表現、回りくどすぎ!

我が家の変化

育休復帰に向けて、
フィリピン流にメイドを雇ったり、近所の人に子どもを預けられる訳ではない我が家でも取り入れられそうなことを取り入れ中です。

【進行中】
①家事を減らす
②家事を分担する(妻に特に偏っている家事の分散)

食事:お迎えに行かなかった方が夕食作り担当する形に変更。1品でもok。
今後は週1ピザDAYとかやりたいねと話している所。
買い物:ネットスーパー(妻)、リアル店舗(夫)に分散。伴ってデイリーでなくなる食パン、牛乳の在庫管理は夫メインに。
育児:寝かしつけを夫もできるように。もしくは寝かしつけを廃止する動き。
→娘(3歳)できることを増やす。家事のやり方を教える。娘もうれしそう。

育休復帰までに色々試しながら、良い塩梅のところまで探りたいと思います。

さいごに

「日本では〇〇なんですが、、」という自分にとってのアタリマエを伝えたときのフィリピンの人たちの「え、なんで?」という問いかけや、
彼らの考えを教わる事で、自分の固定観念が意識化される機会になりました。
今後の日常生活において、何を大事にしていきたいのか優先順位がよりシャープにしっくりくる形で考えられた気がします。


海外滞在が価値ある時間だったので、
また機会を作りたいと企んでいます。(できれば育休中に)

他の国ではいったいどうなんでしょう・・?
諸外国のワーママ事情に詳しい方や、こんな見方もあるよ、って方いたら是非教えてください^^












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