ワーママ活躍の肝、夫婦で家事育児分担を決める前に必要だったこと
こんにちは!
現在夫婦で育休継続中です。
以前、フィリピンに行って自分の家事育児のアタリマエを見直すきっかけになったという話を紹介しました。
その時の記事↓
ワーママにとって、家事育児の分担は死活問題。
かく言う私も、1人目出産後、育休復帰、夫とうまく家事育児が分担できず撃沈した経験があります。
夫婦の家事育児分担は難しい
子育て家庭の家事育児の方法として、
有名な家事育児のタスクを全部洗いだして、分担を決めるという有名な方法がありますよね。
私も初めて知った時は、見えない家事育児の存在や、家事育児の総量と比重を把握できる画期的な方法だ!と思いました。
この方法でうまく回っているご家庭もあるかと思います。
一方で、それだと夫の拒否反応がすごい、負担の押し付け合いになる、分担を決めたのにだんだんフェードアウトしていく、揉めるというケースもあるかと思います。
我が家も以前、夫に100タスク表を提案すると「吐き気がする」との反応でした^^;ありゃ
そして「気づいた方がやるで良いんじゃないの」と夫に言われ、
「それだと、私ばっかり気づくから私ばっかり家事育児やるハメになるじゃん」という言葉を飲み込み、
(分担以前のコミュニケーションと、関係性の問題ですね)
一人で結局抱えて回らなくなってしまった苦い経験があります。
夫にやり方を説明するより自分でやった方が早い、
夫に頼んだのにやってくれない(依頼する事も、その後落胆するのにも疲れたからもう頼まない)。
他のご家庭の話を聞いても、デキる女性ほど家事育児も沢山こなしている印象でした。
逆に、
良かれと思ってやっても妻にダメ出しされる、
妻には妻のやり方があるようだから手を出さないようにしている、といった夫さん達の声もよく聞きました。
なぜ、夫婦の家事育児分担は
うまく行かないのでしょうか。
それは、自分とパートナーの家事育児の
捉え方の違いを知り、
最適解を見出す前に、
「分担」という仕分け作業を
してしまったことが要因。
具体的に家事育児の捉え方の違い、最適解を見出す方法をご紹介します。
パートナーとまとまった時間取れなくても、小出しで見直せます。
家事育児の主担当=妻のご家庭が多いと想定して、便宜上「妻」を主語で記載しますが、夫さんが家事育児を見直したいケースは妻→夫、夫→妻と読み替えてみてください。
分担の前に必要なこと3つ
STEP1 己を知る(妻の内省)
・今行っている家事育児のやり方どんなレベル?方法?
・自分の中のアタリマエはいつ?どこから?
STEP2相手を知る(夫を 観察・夫に質問)
・夫の家事育児のやり方はどんなレベル?方法?
・相手の中のアタリマエはいつ?どこから?
・相手は指示や説明を欲しがっている?それとも自分のやり方でやりたがっている?
・自分の思っているアタリマエについてはどう思う?
STEP3 改定
・夫にも自分と同じやり方を要望したいと思っている?それとも、主体的に夫で遂行してほしいと思っている?それとも妻だけでやりたい?
・自分の好きな家事育児、嫌いな家事育児、得意な家事育児、苦手な家事育児はどれ?なぜ?夫の場合は?
・2人にとってのベストはどんなレベル?方法?
サンプル 我が家の場合
STEP1 己を知る(妻の内省)
・今行っている家事育児のやり方どんなレベル?方法?
・自分の中のアタリマエはいつ?どこから?
読んでくださっているあなたの回答も思い浮かべながら読んでみてください。
例を見て「え!」と感じる箇所があれば自分の価値観発見のヒントになるので分量多めですが項目別に記載しておきます。
それではいきますー!
例えば私(妻)の場合
赤ちゃん服の準備
→西松屋でもユニクロでも。
ブランドは拘らない。けれど、好みの子ども服を買うという楽しみや、じじばばが買って送ってくれたりもするので、あえて古着は選ばない。
■赤ちゃん服のアタリマエはいつ・どこから
私の母は手芸が得意で手縫い手編みで用意してくれていた。子ども服は高価なブランド服も買ってくれていた。私が30年前に来ていた服を、今娘が着れるほど、子ども服を大切に保管してくれている(そこに私は母の愛情も感じる)。子どもに可愛い服を着せるのは、子育ての楽しみの一つ。
一方で服を汚さないように遊びや食べこぼしを制限する余裕がない。全自動洗濯可能な手入れの簡単なものに限る。収納も少ないので使い切ったと思えるくらい着れたら手放したい。
ということで、西松屋でもユニクロでもどこで買ったものでも良い。
→つまり実母の影響+自分の生活状況
■赤ちゃんの哺乳のアタリマエ→母乳メインミルクはサブ
完母ができれば良いが、必要な時はミルクもあっていい。
赤ちゃんの哺乳は愛おしいもの。夫にも経験してほしいからミルクも必要。
■赤ちゃんの哺乳のアタリマエはいつ・どこから
育児書や、産婦人科で母乳の効用を教えられたこと。
自分自身も完母で育てられたこと、実母が母乳の想いでを良きものとして語っていたこと。
→つまり育児を予習した時の知識と、実母の影響。
■シンクの掃除のアタリマエ→つかう度
つかう度に軽くでいいから拭く。
排水溝は週2回(燃えるゴミの日)に掃除する。
■シンク掃除のアタリマエいつ・どこから
学生の時は詰まった時くらいだったが、結婚した時に改めて家事の一通りを本や雑誌で勉強した。汚れは溜めると厄介なので、都度掃除が一番と認識した。
1人目が生まれたときに衛生面が気になりだした。(匂いも)
→つまり家事を学習した時の知識。産後の感覚の変化。
■料理のアタリマエ→毎食手料理
主食、主菜、副菜、汁物のセット。
作り置きも活用しつつ、主菜は出来立てを食べて欲しいので食事時に作る。
■料理のアタリマエいつ・どこから
子どもの頃、主婦雑誌を読むのが好きで、そこに書かれている主婦家庭のやり方をスタンダードとして吸収していった。料理をして共働きの両親が喜んでくれるのがうれしかった。結婚した時に献立についての本と、出産を機に離乳食や栄養の本や子育て教室で学んだ。
→つまり料理を学習した時の知識。+喜んでもらいたいから。
あなたの場合のアタリマエはどんな風でしたか?
1人1人アタリマエの形も、元も違っているはず。
でも共通して、自分自身の価値観(自分にとっての正解)だと信じていたものが、いかに親や、本やメディア、周囲の影響を受けて
形成されていたかに思い至ったのではないでしょうか?
そして、もしこれまであなたが、
夫が家事育児をした際に自分と同じ方法、レベルでやらなかったからといって、
全然できてない、中途半端、それならやらない方がマシ、なんて言葉が浮かんだ経験があったとしたら・・・
次のSTEP2へも進んでみてください。
家事育児は妻の方が上手い、妻のやり方が正しい、といったバイアスは一旦手放して、シンプルに「相手を知る」に徹してみてください。
STEP2相手を知る(夫を 観察・夫に質問)
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