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自閉症児に「くさい」と言われた「センセイ」が考えたこと

0 はじめに


今回初めて有料記事にさせて頂きました。個人的な体験について、羞恥心を投げ捨て、文章にしたこと。Google検索でもなかなかヒットしなかった内容について、深掘りして知識や経験をシェアさせて頂ける見通しがあったこと。言えずに同じような悩みを抱えている方、教育現場での子どもへの関わり方のバリエーションを増やしたい方などにとっても、もしかしたら価値を提供出来るかもしれない、そして何より私自身がこの体験を単なる「消費物」として位置づけたくなかったことから、今回の記事は有料とさせて頂くことにしました。


私は今、学習支援員という仕事をしている、期間限定の「センセイ」である。

コロナウイルスの流行により予算がつき、今年度も後半に募集が出た求人で、教員免許も不要、たまたま前職をやめて、子持ち転職活動中の私に、マザーズジョブサポートの職員の方が強く勧めてくれた仕事だった。

県の教育委員会の方で面接があり、秋から今年の3月末までという期限つきで、ある小学校に配属されることになった。

(この辺りの詳細については別記事に詳しいので、今回はざっくりと書きます)


1  1度目の「くさい」


認知症ケアの勤務経験が買われて(校長、教頭との面談時はそういう話らしかった)、特別支援学級のサポートをしてほしい、ということだった。

勤務1ヶ月目に入ったのは、4年生2名、5年生1名の発達障害の男の子3人のクラス。

担任は障害児教育のスペシャリストと言っても過言ではない程、職歴、人格共に素晴らしい女性の先生で、私自身とても安心感と安定感を持って、彼らの不安定さに寄り添い、必要とされるサポートが出来ていたように思う。

が、ここで、1回目の「くさい」発言が…。

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