沖田政幸|Masayuki Okita

田舎と都会を行き来する5歳と3歳のおとうちゃん| 集落のばあちゃんたちが作る美味すぎて…

沖田政幸|Masayuki Okita

田舎と都会を行き来する5歳と3歳のおとうちゃん| 集落のばあちゃんたちが作る美味すぎてヤバいタレの会社 代表 #青の赤鬼 #青の青鬼|大分トリニータ クラブパートナー|広島県安芸高田市地域おこし協力隊OB|安芸高田市観光協会元職員(サンフレッチェ担当)

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  • アキタカタ暮らしの美術館

    2021年に、NPO法人アースキューブジャパンの中村功芳さん(あっちゃん)と広島県安芸高田市にて開催した『ナリワイカレッジ』 その際に訪れた、安芸高田市でアートのような素敵な暮らしを営む皆さんを、ライター・甲斐かおりさんに綴っていただきました。

最近の記事

アキタカタ暮らしの美術館|chapter 4

森に暮らし、糸をつむぐ。 魔女さんの家は、みんなの集うところ土井妙子さん “魔女さん”と呼ばれる女性がいるらしい。そううわさに聞いていた。 魔女さんは、森の一軒家で糸を紡いで暮らしている。たいへんなおしゃべり好きらしい。その家の敷居をまたぐとなかなか帰れない。昼に帰る予定があっという間に夕方になる。そんな誘惑に満ちた場所だという。 そんな話から、ニヤリと笑う魔女が夜な夜な糸つむぎする像を想像していたのだけれど、ようやく対面できた魔女さんは、話していてこちらまで楽しくなるよ

    • アキタカタ暮らしの美術館|chapter 3

      土地の力を、器にこめる。 地に足のついた暮らしの先にあるものづくり朴禾(ぼくか) / 佐々木りつ子 さん その人は、器をつくる。あたたかみがあり、土の香りを秘めたような器。同時にその人は、暮らしを大切にしている。畑を耕し、小麦を育ててパンを焼く。 暮らしと仕事。かつてこの二つは不可分だった。農作業も、機織りも、みそづくりも、あらゆる仕事は衣食住のためにあったから。それがいつしか、お金を稼ぐ仕事と暮らしは区別されるようになった。 佐々木りつ子さんはそれを少しでも元に戻そ

      • アキタカタ暮らしの美術館|chapter 2

        いろとりどりの野菜と食卓を囲む 「ファームもりわき」森脇良典さん、 照美さん 楽しい人が暮らす家というのは、外から見てもそれが垣間見えるようだ。ファームもりわきもそうだった。庭に何やら機械を解体した跡や道具などが散らばっている。奥には細かく仕切られた畑とビニールハウス。母屋らしき建物の玄関脇に「ファームもりわき」の看板と「いま畑にいます」の文字。住人が楽しく暮らしている気配が伝わってくる。 想像したとおり、ファームの森脇夫妻は全くもって面白い人たちだった。ご主人のヨッち

        • アキタカタ暮らしの美術館|chapter 1

          お金ではなく手をかけて。 豊かな時間をデザインする、水戸さん一家の里山暮らし水戸芳郎さん、典子さん、文恵さん オレンジ色の屋根瓦が並ぶ、桑田集落。 里山のふもと、田園の細い道を一番奥までいった先に、水戸さんの家はある。 すっと車が家の前に到着すると、目にうつったのは納屋の前に積んであった薪。細いのや太いのや、木の断面が幾何学模様のようで美しかった。 水戸さん一家は、ご主人の芳郎さん、奥さんの典子さん、娘の文恵さん、おばあちゃんと犬のてんちゃん。3世代4人家族と1匹で暮らし

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        • アキタカタ暮らしの美術館
          5本

        記事

          アキタカタ暮らしの美術館|introduction

          暮らしとアートのまじわるところ 美は暮らしの中にある 「暮らしの美術館」という言葉を聞いて、思い浮かべたのは、ある農家の納屋で見た光景だった。古いが手入れの行き届いたクワやカマ、干した作物、タネの袋などが、ある秩序のもとに整えられていて、一枚の絵のように美しかったのをよく覚えている。 美は暮らしの中にある。 今回、2月13〜14日の2日間、広島県安芸高田市で行われた「ナリワイカレッジ」で素敵な暮らしを営む人たちを訪ねてまわり、改めてそのことを実感した。 ツアー

          アキタカタ暮らしの美術館|introduction